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「SQ3を逃し残念」2段階落ちの旧型フロア使用は前日に確認。代表交代でも現場は混乱なし【角田裕毅F1第13戦展望】

2025年7月26日

 クリスチャン・ホーナー代表が電撃解任されたことが公になった7月9日、シルバーストン・サーキットではレッドブルがTPC(Testing of Previous Cars=旧車テスト)を行っていた。TPCに参加していたホンダ・レーシング(HRC)の折原伸太郎(トラックサイドゼネラルマネージャー)は、こう振り返る。

【角田裕毅F1第13戦展望】
ホンダ・レーシング(HRC)のトラックサイドゼネラルマネージャーを務める折原伸太郎

「テストをしていたら、ガレージで横にいたレッドブルのエンジニアたちが、社内ブロードバンドを見ていて、それで知りました」

 ホーナーが従業員にお別れのあいさつをすると、ガレージにいたスタッフたちが一斉に「お、おー」と驚いていたという。


 しばらくして、ホーナーに代わって新しくチーム代表となったローラン・メキース代表がサーキットにやってきて、ガレージにいたスタッフたちひとりひとりに挨拶したという。


 チーム代表が交代するという変化はあったものの、現場のスタッフに混乱はない。


「いまのところ、現場のオペレーションに関しては、特に変更はありません。スパに来てからも、いつものグランプリと同じで、特に緊急ミーティングが開かれるということもありませんでした」


 そのベルギーGPで当初、角田裕毅は新しいフロアを使用する予定だった。しかし、その予定は直前に変更されたと、テクニカルディレクターのピエール・ワシェが明かした。

【角田裕毅F1第13戦展望】
レッドブルのテクニカルディレクターを務めるピエール・ワシェ(写真左)

 しかし、角田に落胆している様子は見えない。


「確かにこのベルギーGPで使用する予定になっていて、チームは一生懸命仕事をしてくれたのですが、残念ながら、昨日チームとミーティングして、僕が使用しないことを確認しました。だから、今回もチームメイトに比べると2段階ステップダウンした旧スペックです。各チームの力が接近しているので、彼らと旧スペックで戦うのは厳しい状況ですが、僕にできることは自分の持っているパッケージのポテンシャルを最大限に引き出すことだけです」


 スプリント・フォーマットで開催された今年のベルギーGP。初日に行われたスプリント予選で、角田はSQ1を突破したものの、SQ2はトップ10まで100分の6秒届かず、12番手に終わった。


「中団グループは非常に接近しているので、100分の6秒差でSQ3進出を逃したのは残念です」


 スプリント予選後、そう語った角田。100分の6秒先にいたのは、スプリント予選でトップタイムをマークしたオスカー・ピアストリ(マクラーレン)だった。満足な結果は出ていないが、徐々にRB21を乗りこなし始めたようだ。

【角田裕毅F1第13戦展望】
2025年F1第13戦ベルギーGP スプリント予選後、メディアのインタビューに応じる角田裕毅(レッドブル)


(Text : Masahiro Owari)


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