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RB21の予測不能な挙動は「単純な話ではない」僚友との差より走りに集中、対処方法の研究も続く【角田裕毅F1第7戦展望】

2025年5月17日

 今年、チームを移籍した何人かのドライバーが新しいチームのマシンを乗りこなすことに苦労している。それだけ、移籍したチームのマシンに慣れるまでには時間を要する。そんななか、角田裕毅(レッドブル)はプレシーズンテストを経ることなく、シーズン途中でチームを移籍。さらに難しい状況で戦っている。


 レッドブルに移籍後、新たなチームメイトとなったマックス・フェルスタッペンのタイムをなかなか上回ることができない状況が続いているが、角田に焦りはない。

「プレシーズンテストで走り込みできなかったことは、ドライバーとしては理想的な状況にないことは確かです。ただ、それを今言っても仕方がない。それを承知で移籍することを決めたわけだし、今は自分ができることを最大限やるしかない。一戦一戦の経験を大切にして、早くこのクルマを乗りこなせるようになるだけです」


 レッドブルのマシンの印象を角田はこう語る。


「VCARB(レーシングブルズ)のクルマはとてもシンプルな動きをするので、クルマの動きに自然にリアクションできていたのですが、レッドブルのクルマはいまだに予測が難しい瞬間があって、今はそれにどのように対処すべきかを探っている段階です」


 予測不能な動きというのは、第5戦サウジアラビアGPの予選Q3で経験した、プッシュしたときに突然発生するスナップ・オーバーステアなのか?


「オーバーステアとかアンダーステアとか、単純な話ではありません。限界でクルマを運転すると、コーナーでクルマはオーバーステアだったりアンダーステアになるものですが、VCARBのクルマはそれを予測できるのに対して、レッドブルのクルマは難しいんです」

角田裕毅(レッドブル)
2025年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP 角田裕毅(レッドブル)

 それでも角田はフェルスタッペンとの差よりも、自分の走りに集中することが大切だと語り、メディアから振られたこんな話題にも笑顔で返していた。その話題はフェルスタッペンがエミリア・ロマーニャGP直前にフェラーリのGT3カーに乗って、ドイツのニュルブルクリンクのオールドコース(ノルドシュライフェ)を極秘テストしていた件についてだ。


 このテストでフェルスタッペンは、非公式ながらコースレコードを更新したと言われている。角田はこう言って、笑った。


「でも、あれはマックスが運転していたわけじゃないと思います」


 極秘テストだったため、フェルスタッペンはそのテストに本名ではなく、『フランツ・ヘルマン』という架空の名前で参加していたからだ。そして、角田はこう続けた。


「僕もニュルブルクリンクのオールドコースを走ったことがあります。NSX GT3で」


 タイムについて尋ねられると、角田はこう返した。


「言い訳したくはないんですけど、僕が走ったときはレッドブルのショーランの一部だったので、セーフティカーが先導していて、全然プッシュできませんでした」


 それでも、「あのサーキットは簡単なコースではないので、マックス、あっ、ミスター・フランツは、本当にすごい走りをしたのだと思います」とフェルスタッペンの走りを称えた。

【角田裕毅F1第7戦展望】
2025年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP 取材に応じる角田裕毅(レッドブル)

 そんななかで開幕したエミリア・ロマーニャGP。初日のフリー走行2回目で角田は8番手ながらも、フェルスタッペンとの差はコンマ1秒を切る0.092秒差だった。


「新しいアップグレードパッケージで走り込むことができて、全体として、前向きな1日でした。まだ改善すべきところがたくさんあるので、そこにフォーカスを当てて、予選ではさらに前進したいと思います」

【角田裕毅F1第7戦展望】
2025年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP 角田裕毅(レッドブル)


(Text : Masahiro Owari)


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