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レッドブル&HRC密着:新フロア投入で最高速を改善、初日トップ。レイアウト変更でRB19の長所が活きる

2023年6月3日

 2023年F1第8戦スペインGPの初日にレッドブル・ホンダRBPTの2台が上位を独占した。マックス・フェルスタッペンはフリー走行1回目に続いて2回目のフリー走行でもトップタイムを叩き出し、初日総合トップで終えた。


 初日のフリー走行でフェルスタッペンがライバルを圧倒したのにはいくつかの理由がある。まずコースがレッドブルのマシンRB19のアドバンテージがより活きるように変更されたことだ。


 1991年からF1スペインGPの舞台となっているカタロニア・サーキットは、2007年に安全上の理由で、最終コーナー手前にシケインが設置された。


 そのシケインが今年、取り除かれ、以前のように最終コーナーひとつ手前のターン13から2連続で高速右コーナーが続くコースレイアウトに生まれ変わった。高速コーナーに強いという空力特性を持つレッドブルにとって、今回のレイアウト変更は好都合だった。


 もうひとつの要因はレッドブルはこのスペインGPに新しいフロアを投入してきたこと。フロアによって得られるダウンフォースは空気抵抗を限りなく発生させないため、ストレートスピードを犠牲にすることなく、ダウンフォース量を増やすことができる。

レッドブル&HRC密着
新しくなったフロアをレポートする海外メディア


 フリー走行2回目におけるレッドブルのふたりのドライバーの最高速は、セルジオ・ペレスが2位の時速329.3kmで、マックス・フェルスタッペンが3位の時速328.4kmだった。これは昨年のスペインGPでふたりが予選で記録した最高速をすでに上回っていた。


 そして、今回レッドブルの車体RB19に搭載されるホンダRBPTのパワーユニットが新しくなった。レッドブルの2台は主要4コンポーネント(ICE、TC、MGU-H、MGU-K)に関して、開幕戦から1基目を使用し続けていたが、このスペインGPで2基目を投入してきた。これは1基目に問題が発生したからではなく、予定どおりの投入。ほかの9チームはすでに2基目を投入していることからもわかるように、パワーだけでなく信頼面でもレッドブルに搭載されているホンダRBPTが一歩リードしていることがわかる。


 さまざまなコーナーが組み合わされているカタロニア・サーキットは、洗練された空力と馬力のあるパワーユニット、そしてそれを高い次元で操るテクニックがないと速く走ることができない。


 この日、フェルスタッペンが記録した1分13秒907は、その事実を具現化した数字だったと言えよう。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2023年F1第8戦スペインGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

セルジオ・ペレス(レッドブル)
2023年F1第8戦スペインGP セルジオ・ペレス(レッドブル)



(Masahiro Owari)




レース

4/19(金) フリー走行 12:30〜13:30
スプリント予選 16:30〜17:14
4/20(土) スプリント 12:00〜13:00
予選 16:00〜
4/21(日) 決勝 16:00〜


ドライバーズランキング

※日本GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン77
2位セルジオ・ペレス64
3位シャルル・ルクレール59
4位カルロス・サインツ55
5位ランド・ノリス37
6位オスカー・ピアストリ32
7位ジョージ・ラッセル24
8位フェルナンド・アロンソ24
9位ルイス・ハミルトン10
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※日本GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング141
2位スクーデリア・フェラーリ120
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム69
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム34
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム33
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム4
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー0
10位BWTアルピーヌF1チーム0

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