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アストンマーティンF1の新TD、2023年は「大きな一歩を踏み出せる」と確信。何百ものプロジェクトが進行中
2022年9月26日
アストンマーティンF1の新テクニカルディレクターであるダン・ファローズは、今年はチームのデザイン部門すべてが幅広い改善点を特定したので、チームは2023年シーズンに「大きな一歩」を踏み出すだろうと述べている。
元レッドブルの空力部門責任者であるファローズのアストンマーティンへの移籍は大きな注目を浴び、彼とレッドブルとの間で訴訟沙汰となるほどだった。最終的には、二者の最大の争点になっていたファローズのガーデニング休暇期間の件が示談で解決したため、才能あふれるファローズは春の終わりにアストンマーティンに加入することができた。
テクニカルディレクターとしてのファローズの役割は、今年初めに刷新された3本柱によるリーダーシップ体制の一端を担うことだ。このメンバーにはエンジニアリングディレクターのルカ・フルバットと、パフォーマンスディレクターのトム・マッカローがおり、彼ら3人は全員CTOのアンディ・グリーン直属となる。
ファローズはアストンマーティンで仕事を始めるのが待ちきれなかったが、ローレンス・ストロールのチームに引き抜かれたことで世間から注視されることを快く思っていなかった。
「特に、友人が私についての記事のリンクを送ってくる時などは恥ずかしいものだ」とファローズはアストンマーティンのウェブサイトのインタビューで語った。
「この種のことにはまったく興味がない。私は宣伝のためにいるわけではないからね。興味があるのは速いマシンを作ることだけだ」
ファローズのレッドブルでの業績から、彼は「速いマシンを作る」ことについて熟知していることが分かる。またファローズの高い専門性は、チームが今後数年のうちに非常に高い目標を達成する上で極めて重要になるだろう。
しかしそれまでに2023年のマシンデザインが本格化し、アストンマーティンのAMR22が大きな前進を遂げることが証明されるだろう。AMR22はF1の新テクニカルレギュレーションの下で設計された初めてのマシンだが、まだコース上で大きな成功を収めていない。
ファローズは、AMR22を初めて見た時によい印象を受けなかったと語っている。
「明らかにレッドブルの哲学とはまったく違っていた。私はレッドブルのマシンの初期段階から携わり、退職するまでには空力開発のほぼ半分が終わっていた。彼らの仕事とアプローチの仕方についてはかなりよく分かっている」
「AMR22を見た時、これは速くはならないとまでは言わなかったが、レッドブルが彼らのマシンコンセプトによって実現させようとしているようなパフォーマンスを達成するのは簡単な仕事ではないと思った」
「AMR22の哲学の背後にある考えに興味を持ったが、実は私が加入するまでに、チームはすでにデザインソリューションの代替案を追求する必要があるという結論に達していた」
スペインで大規模なアップグレードパッケージが導入されたものの、アストンマーティンのマシンはよくても中団の2番手で、悪ければ周回遅れになっていた。しかしながらアストンマーティンのエンジニアたちが最初のグラウンドエフェクトカーから得た知識と理解は、希望の兆しとなっている。そしてそのことが、2023年に向けたチームの自信につながっている。
そのため、ファローズは来年のマシンに大きな信頼を寄せており、未来のマシンはアストンマーティンのグリッドポジションを引き上げるだろうと確信している。
「今年のマシンよりもはるかに競争力があるはずだと我々は考えている。AMR23によって大きな一歩を踏み出せると確信している。なぜならマシンを見ると、至る所に改善点があるからだ。つまり、文字通り何百ものプロジェクトが進行中ということだ」
「空力部門、デザインオフィス、研究開発部門など、チーム全体でスタッフは改善点を見つけている。それは重量、剛性、ドライバーコントロール、そして空力の改善、もしくはより安定したマシンプラットフォームかもしれない。それらすべてがマシンにパフォーマンスをもたらす」
来シーズンにF1の序列でポジションをいくつか上げることができたらポジティブなことだ。しかしアストンマーティンがグリッドのトップ集団で戦うにはどれだけの時間がかかるのだろうか?
「我々は、目指すポジションへ到達する時間を短縮することについて大変野心的だ。だが中団のトップになることと、レース優勝とタイトル獲得を本気で目指すことの間には大きな差がある」とファローズは答えた。
「数カ月というよりは、数年がかかることだ。だから我々は今後数年は期待について現実的にならなければいけない。先頭集団に入るのにやるべきことは誰もが分かっているが、それには時間がかかる」
「適切なところに置くべきパズルのピースはたくさんあるし、そのためには失敗から学ぶことが重要だ。チームとして自分達の道を切り開いていかなければならない。アストンマーティンのやり方を見つけなければならない。グランプリで勝利するためのアストンマーティンのやり方をね」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 77 |
2位 | セルジオ・ペレス | 64 |
3位 | シャルル・ルクレール | 59 |
4位 | カルロス・サインツ | 55 |
5位 | ランド・ノリス | 37 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 32 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 24 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 24 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 10 |
10位 | ランス・ストロール | 9 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 141 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 120 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 69 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 34 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 33 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 7 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 4 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
第5戦 | 中国GP | 4/21 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |