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レッドブル&HRC密着:ポルシェとの交渉決裂で、独自のPU開発を推進。今後の提携は「メリットのあるパートナーがいれば」

2022年9月10日

 F1第16戦イタリアGP初日、最初のセッションとなるフリー走行1回目の前に、レッドブルのスタッフがほかのチームと同様、ガレージの前に集合した。


 イギリスで歴代最長の70年にわたり在位してきたエリザベス女王が、前日の9月8日に96歳で亡くなり、その死を悼んで、1分間の黙とうを行うためだ。

レッドブル&HRC密着
イタリアGPフリー走行1回目の前に、亡くなったエリザベス女王へ1分間の黙祷を捧げた


 この日、レッドブルはもうひとつ、重要な声明を発表している。それは、2026年に向けて話し合いを続けてきたポルシェとの交渉が決裂したことだ。


 ポルシェとの交渉が決裂した理由には、両者の主導権争いが背景にあったと考えられる。もともとポルシェとの提携はホンダがF1参戦を終了すると発表した後、ディートリッヒ・マテシッツが強力に推進してきたプロジェクトだったと言われている。


 しかし、マテシッツが保有している株式をすべて買い取って、ポルシェがチーム運営に手を出そうとしていることに、クリスチャン・ホーナー代表を中心にした現場は猛反発。51%の株式を保有しているレッドブル創始者の息子のチャルーム・ユーウィッタヤーを説得して、味方につけることでポルシェに交渉の主導権を渡さなかった。


 ホーナーは2026年以降のパワーユニットファクトリーに関しては、イギリス・ミルトンキーンズに今年完成したばかりのレッドブル・パワートレインズで、独自エンジン開発を推し進めていく考えを強調している。


 さらにフリー走行後には、「いまのところ、我々は独自にパワーユニットを開発していくことになるが、もし相乗効果やメリットがあるパートナーが現れれば、そのときはオープンに話し合うつもりだ」と語り、「ホンダもそのなかのひとつの選択肢となるかもしれない」と述べている。


 イタリアGP初日、2番手で終えたレッドブルのマックス・フェルスタッペン。モンツァで、レッドブルはヨーロッパラウンド最終戦だけでなく、2026年以降へ向けたコース外の戦いも行っていた。

レッドブル&HRC密着
現時点でHRCは2025年末までレッドブル・パワートレインスへの支援を行うことになっている。それ以降についてホーナー代表は「メリットがあるパートナーが現れれば話し合うつもり」と語った



(Masahiro Owari)




レース

4/19(金) フリー走行 12:30〜13:30
スプリント予選 16:30〜17:14
4/20(土) スプリント 12:00〜13:00
予選 16:00〜
4/21(日) 決勝 16:00〜


ドライバーズランキング

※日本GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン77
2位セルジオ・ペレス64
3位シャルル・ルクレール59
4位カルロス・サインツ55
5位ランド・ノリス37
6位オスカー・ピアストリ32
7位ジョージ・ラッセル24
8位フェルナンド・アロンソ24
9位ルイス・ハミルトン10
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※日本GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング141
2位スクーデリア・フェラーリ120
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム69
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム34
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム33
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム4
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー0
10位BWTアルピーヌF1チーム0

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