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接触リタイアのフェルスタッペン「ペナルティには納得していない。あれはレーシングインシデント」/F1第14戦決勝

2021年9月13日

 2021年F1イタリアGP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはルイス・ハミルトン(メルセデス)との接触でリタイアした。


 ポールシッターのフェルスタッペンは、スタートでダニエル・リカルド(マクラーレン)に抜かれ、2番手を走行。リカルドがピットインした翌周の23周目にピットに入ったフェルスタッペンは、作業に時間がかかり、9番手で復帰した。4番手を走行していたハミルトンは25周目にピットイン、コースに戻った際に、フェルスタッペンに並ぶことになった。ポジションを争うなかで、ふたりはターン2で接触。ハミルトンのマシンにフェルスタッペンのマシンが乗り上げる、非常に危険な形でグラベルでストップした。幸いふたりに大きなけがはなかったが、ハミルトンは首の痛みを訴えている。


 このインシデントは審議対象になり、レース後にふたりとそれぞれのチームの代表がスチュワードから聴取を受けた。スチュワードはさまざまな証拠を検討した結果、フェルスタッペンに大部分の責任があると判断し、次戦ロシアGPでの3グリッド降格とペナルティポイント2を科した。クリスチャン・ホーナー代表は、この裁定を受け入れると述べている。

2021年F1第14戦イタリアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)が接触
2021年F1第14戦イタリアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)が接触

■レッドブル・レーシング・ホンダ
マックス・フェルスタッペン 決勝=リタイア
 今日、僕たちはポジション争いをしていた。そういう状況でコーナーを抜けるには、お互いの取り組みが必要だ。でもルイスはどんどん寄せてきて、その結果、2台分のスペースがなくなり、クラッシュしてしまった。


 彼はピットから出てきた時点で、ターン1に向けて寄せてきたので、僕はコースのグリーンの部分を使わなければならなかった。すごくタイトだったが、アウト側を回る余裕はあった。でもオレンジのソーセージ縁石に押し込まれてしまった。


 僕はハードなレースをしつつ、フェアに戦おうとしていた。あれはレーシングインシデントだと信じているので、ペナルティという裁定に完全に同意してはいない。今日起きたことはとても残念だけど、ふたりともプロフェッショナルなので、ここから前に進む。


(自身の公式サイトに語り)レースのなかで僕たちにとってうまくいかなかったことがたくさんあった。昨日よりグリップがなくて、いいスタートを切れなかった。戦略もよくなくて、アンダーカットされてしまった。ピットストップでも右フロントホイールに問題が発生した。ピットストップは僕らは普段とても得意としているのにね。


(ハミルトンと話したかと聞かれ)あの興奮した瞬間には、立ち去って、全員が冷静になるまで待った方がいい。今後話をすることになるだろう。



(autosport web)




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