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タイトル獲得に向けた最初の関門。様々な速度域のコーナーに、起伏も兼ね備えたバルセロナ/サーキット紹介第9回

2026年6月12日

 1年間で20以上の開催国を訪れる2026年シーズンのFIA F1世界選手権。グランプリを開催するサーキットは、F1が選手権として初めて開催された1950年からカレンダーに名を連ね続ける伝統あるサーキットから、比較的新しい市街地コースまで、さまざまな歴史やキャラクターを持っている。そんなサーキットをひとつずつ紹介していくこの連載の9回目に扱うのは、バルセロナ-カタロニア・サーキットだ。

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■サーキットの基本データ

名称:バルセロナ-カタロニア・サーキット
全長:4.657km
コーナー数:14
ラップレコード:1分15秒743(2025年 オスカー・ピアストリ/マクラーレン・フォーミュラ1チーム)


 2026年からF1スペインGPの開催契約がマドリード市に新設される『マドリング』に移ったため、昨年までバルセロナ-カタロニア・サーキット(通称バルセロナ)で開催されてきたスペインGPは、2026年から『バルセロナ・カタルーニャ・グランプリ』の名称で開催されることになった。また、2027年以降の開催については、ベルギーGPと隔年開催で2032年までの契約が結ばれた


 カタロニア・サーキットの最大の特徴は、14個あるコーナーがバランスよく配置されていること。低速はターン5、10のふたつ、中速はターン1、2、4、6、7、8、11、12の8つ、そして高速はターン3、9、13、14の4つだ。

サーキット紹介第9回
バルセロナ-カタロニア・サーキットのレイアウトと使用タイヤ

 さらに全長4.657kmとさほど長くないなかで起伏があるため、同じ速度域のコーナーでもマシンバランスが変わりやすく、空力性能だけでなく、車体のメカニカルな性能が問われるコース設計となっている。そのため、1990年代から多くのチームがここでテストを重ねており、チームにとっては走行データが蓄積されている、いわゆる“勝手を知っている”サーキットとなっている。


 コースの勝手を知っているのはエンジニアだけではない。ドライバーたちも下部カテゴリーからこのコースで多くのレースを行っているため、各チームがルーキードライバー枠で年間4回(各シートにつき年2回)の起用義務を消化するには絶好のチャンス。この週末もルーキードライバー枠で、すでに6人の若手がフリー走行1回に出場することが発表されている

コルトン・ハータ(キャデラック リザーブドライバー)
2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGP木曜日 コルトン・ハータ(キャデラック テストドライバー)
フレデリック・ベスティ(メルセデス リザーブドライバー)
2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGP木曜日 フレデリック・ベスティ(メルセデス)

 データがそろっていることでセットアップを外すチームは少なく、マシンの戦闘力が正しく反映されやすいことから、番狂せが起きにくい。したがって、カタロニア・サーキットでは速いマシンとドライバーがポールポジションからスタートし、レースでも混乱に巻き込まれることなく、そのまま優勝するケースが多い。


 そのため、スペインGPでは昨年まで9年連続でフロントロウからウイナーが誕生しており、2列目以下からの優勝はメルセデス勢同士がクラッシュして、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が史上最年少で優勝した2016年まで遡らなければならない。


 また、ここで優勝したチームは、約77%(35回中27回)の確率でコンストラクターズ選手権を制している(例外は1991年、96年、2000年、05年、12年、13年、16年、24年)。


 チャンピオンになるために最初に真価が問われる場所──それがカタロニア・サーキットである。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2016年F1スペインGP レッドブル移籍後の初戦でキャリア初優勝を飾ったマックス・フェルスタッペン
オスカー・ピアストリとランド・ノリス(マクラーレン)
2025年F1第9戦スペインGP ワンツーを達成したオスカー・ピアストリとランド・ノリス(マクラーレン)


(Text : Masahiro Owari)


レース

7/24(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
7/25(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
7/26(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※ハンガリーGP終了時点
1位アンドレア・キミ・アントネッリ219
2位ルイス・ハミルトン169
3位ジョージ・ラッセル160
4位シャルル・ルクレール138
5位ランド・ノリス128
6位マックス・フェルスタッペン109
7位オスカー・ピアストリ92
8位アイザック・ハジャー68
9位リアム・ローソン43
10位ピエール・ガスリー42

チームランキング

※ハンガリーGP終了時点
1位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム379
2位スクーデリア・フェラーリHP307
3位マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム220
4位オラクル・レッドブル・レーシング177
5位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム66
6位BWTアルピーヌF1チーム61
7位TGRハースF1チーム21
8位アウディ・レボリュートF1チーム12
9位アトラシアン・ウイリアムズF1チーム11
10位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム1

レースカレンダー

2026年F1カレンダー
第11戦ハンガリーGP 7/26
第12戦オランダGP 8/23
第13戦イタリアGP 9/6
第14戦スペインGP 9/13
第15戦アゼルバイジャンGP 9/26
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