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フェラーリ&ハミルトンが雨用F1タイヤのテストを実施。ルクレールはシミュレーターで大型アップデートの評価

2026年4月11日

 フェラーリは4月9日と10日、ピレリの2027年F1レインタイヤ開発テストに協力、プライベートコースであるフィオラノでルイス・ハミルトンがSF-26に乗り、周回を重ねた。


 今季、メルセデスに追いつき、タイトル争いをするため、あらゆる手段を尽くすフェラーリは、今回のタイヤテストにリザーブドライバーではなく、レースドライバーを起用した。

 ピレリのウエットタイヤテストのプランは中東情勢の悪化の影響を受け、2月28日から3月1日に予定していたバーレーンでのテストを中止せざるを得なかった。しかし、日本GP後に鈴鹿でタイヤテストを実施した際に雨が降ったため、ウエットタイヤでのテスト作業の遅れを多少取り戻すことができ、今週には、コースに散水し、雨用タイヤの実戦性能向上を目的としたプログラムを継続した。

ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
ピレリF1タイヤ開発テスト(2026年4月フィオラノ) ルイス・ハミルトン(フェラーリ)

 テスト初日、ハミルトンは142周、423kmを走行した。テストはショートランとロングランを交互に繰り返す形で行われ、後者の距離は、コースがウエット状態を維持できる時間によって決定された。


 ピレリは「ハミルトンは午前から午後の早い時間帯にかけて、さまざまなフルウエットタイヤの仕様をテストした。その後、異なるインターミディエイトタイヤのバリエーションによる複数回の走行を行い、この日のプログラムを締めくくった」と説明した。


 この種のレインタイヤテストではラップタイム自体に大きな意味はないものの、ピレリはハミルトンのこの日のベストタイムが1分01秒031だったと公表している。

ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
ピレリF1タイヤ開発テスト(2026年4月フィオラノ) ルイス・ハミルトン(フェラーリ)

 フェラーリは当初、テスト初日にハミルトン、2日目にシャルル・ルクレールを走らせる予定だった。しかし、ピレリの要請により、ハミルトンはさらに1日間の走行を担当した。ピレリによると、テスト全体を通じて同一ドライバーから一貫したフィードバックを得る方が有益であり、ハミルトンが続けて走ることで、金曜日に使用するフルウエットおよびインターミディエイトを前日にテストした仕様と比較できるとのことだった。


 ハミルトンはこの要請に即座に応じ、最終日にはさらに155周、461kmを走行し、ベストタイム1分00秒740を記録した。


 最初はエクストリームウエットのプロトタイプが使用され、これには鈴鹿でテストされた新しいトレッドデザインも含まれていた。その目的は、フルウエットの作動範囲を拡大し、より弱い雨量の条件にも対応させることだった。午後半ばから走行終了までは、インターミディエイトが使用され、ウエットタイヤ間のクロスオーバー領域の評価が行われた。


 2日間でハミルトンはフィオラノにおいて合計297周、総走行距離884kmを走破した。

ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
ピレリF1タイヤ開発テスト(2026年4月フィオラノ) ルイス・ハミルトン(フェラーリ)

 一方、マラネロを訪れていたルクレールは、サーキット走行の代わりにシミュレーター作業を担当した。


 SF-26には、5月初旬のマイアミGPのフリー走行で次にコースに登場する際、大規模なアップグレードが施される予定であり、ルクレールは計画されている変更について、エンジニアリングチームにフィードバックを提供した。同時にルクレールは、スクーデリアがパワーユニット(PU)に関して取り組んできた電子制御設定の使用方法も習得した。フェラーリは、FIAからADUO(追加開発アップグレードの機会)が付与される前であっても、この分野において大きな向上の余地があると考えている。


 ピレリは、来週もテストを実施、4月14日と15日にメルセデスとマクラーレンが、ニュルブルクリンクで2日間の非公開テストに参加する。両チームはそれぞれ1台のマシンと1名のレースドライバーを派遣して、ピレリをサポートする予定だ。


 現代F1マシンがニュルブルクリンクで走行するのは、コロナ禍の2020年にアイフェルGPが開催されて以来のこと。このグランプリではハミルトンが優勝し、通算91勝目を達成。当時ミハエル・シューマッハーが保持していたグランプリ最多勝利記録に並ぶ、歴史的な一戦となった。



(GrandPrix.com)


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