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F1技術解説:ベルギーで新導入されたヘルメットカメラ『ドライバーズ・アイ』

2021年9月20日

 2021年F1第12戦ベルギーGP、第13戦オランダGP、第14戦イタリアGPの3連戦で各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察、印象に残った点について解説する。今回は、ベルギーで初めて導入されたヘルメットカメラ『ドライバーズ・アイ』を取り上げる。


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 F1ベルギーGPでのフェルナンド・アロンソに続き、イタリアGPではジョージ・ラッセルのヘルメットに超小型カメラが搭載された。そのユニークで迫力ある映像を、TV中継でご覧になった方も多いことだろう。

2021年F1第14戦イタリアGP ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ))のヘルメットに取り付けられたカメラ『ドライバーズ・アイ』
2021年F1第14戦イタリアGP ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ))のヘルメットに取り付けられたカメラ『ドライバーズ・アイ』

 このシステムはヘルメットメーカーのベル社が開発したもので、『ドライバーズ・アイ』と名付けられている。重量わずか2.5グラム、左側の内装に埋め込まれている(黄色矢印参照)。もちろんFIA(国際自動車連盟)の安全承認済みで、今のところこのカメラを投入しているのはベルだけだ。ちなみにF1でのベルユーザーは、アロンソ、ラッセル以外にもルイス・ハミルトン、キミ・ライコネン、シャルル・ルクレール、ランド・ノリス、エステバン・オコン、ピエール・ガスリー、アントニオ・ジョビナッツィ、ニコラス・ラティフィ、ニキータ・マゼピンと、過半数の11人を数える。今後のレースで、これらのドライバーも『ドライバーズ・アイ』を装着することになる。


 このシステムはすでに数年前からフォーミュラEで試されていたが、F1はまったく興味を示さなかった。しかし画質向上などへの取り組みの結果、採用が決まったという。ただしドライバーが体感しているリアルさを味わってもらうため、振動によるブレは極力そのままにしているとのことだ。


 現時点では周波数の割り当ての問題から、ドライバーズ・アイ使用中は通常の車載カメラの映像は同時に見ることができない。しかしその問題も近いうちに、解消される見込みだ。



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(翻訳・まとめ 柴田久仁夫)




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