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フェラーリ育成のカマラがF1初テスト、シーズン後半にはFP1にも参加か。将来的にシートを争うベガノビッチも走行

2026年5月18日

 フェラーリのドライバー育成プログラム『フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)』に所属するブラジル人ドライバーのラファエル・カマラは、ハンガリーのハンガロリンクで初めてF1マシンを走らせ、フェラーリが彼のために準備したプログラムにおいて一歩前進を果たした。


 2025年のFIA F3選手権のチャンピオンであるカマラは今年、インビクタ・レーシングからFIA F2に参戦しており、デビュー戦から好調を維持している。カマラの目覚ましい進歩を受け、フェラーリは彼にF1マシンでの初走行の機会を与えた。これは、今シーズンの後半に予定されているフリー走行1回目への参加に向けた準備の一環である。

2026年FIA F2第2戦マイアミ ラファエル・カマラ(インビクタ・レーシング/フェラーリ育成)
2026年FIA F2第2戦マイアミ ラファエル・カマラ(インビクタ・レーシング/フェラーリ育成)

 また今回はカマラとともに、同じくF2にダムス・ルーカスオイルから参戦しているFDA所属のディーノ・ベガノビッチもF1マシンでの走行を行った。ベガノビッチも6月中旬のバルセロナをはじめ、今年も何度かFP1に参加する予定だ。F1での公式セッションデビューを飾る予定のカマラにとって、ベガノビッチは貴重なベンチマークとなるだろう。


 フェラーリは2025年型マシン『SF-25』をハンガロリンクに持ち込み、2日間のテスト期間中は天候も良好だった。いつものようにフェラーリは両ドライバーのラップタイムや周回数を公表しなかったが、チームによると、カマラとベガノビッチはともに素晴らしい走りを見せたということだ。ベガノビッチは、すでにフェラーリからFP1に2回参加しており、F1での豊富な経験を持っている。一方カマラは、FDAが用意したプログラムをすべてこなし、ベガノビッチと同様にFP1に参加する準備ができていることを証明した。

 カマラとベガノビッチは、2027年のF1のシートを巡って直接的なライバル関係にあることを十分に認識している。ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)が今年末に引退するか、あるいはフェラーリを離れて他チームに移籍する場合は特にそうだ。もし7度のF1世界チャンピオンであるハミルトンがフェラーリのシートを開け渡す場合は、オリバー・ベアマン(TGRハースF1チーム)が後任となることがマラネロではほぼ確実視されており、フェラーリはハースに若手ドライバーを送り込もうとするだろう。


 ハースは現在トヨタと提携しているものの、フェラーリ製のパワーユニットやギヤボックス、電子システムを使用しているため、商業的には依然としてフェラーリとの繋がりを持っている。そのためベアマンの後任としてFDAの支援を受けているドライバーを起用することができれば、それらのパッケージの大幅な割引だけでなく、小松礼雄代表の率いるハースに新しい有望なドライバーが加わることも保証される。


 そういうわけで、これらのプライベートテストはカマラとベガノビッチにとって非常に重要なものだ。とはいえ、彼らの最優先事項は依然としてF2でのタイトル獲得を目指すことである。カマラは第1戦メルボルンと第2戦マイアミのフィーチャーレースで表彰台を獲得したことで、現在選手権3位につけており、首位のニコラ・ツォロフ(カンポス・レーシング)とはわずか1ポイント差だ。ベガノビッチもマイアミのフィーチャーレースで2位に入賞する活躍を見せ、選手権6位となっている。

ディーノ・ベガノビッチ(ダムス・ルーカスオイル)
2026年FIA F2第2戦マイアミ フィーチャーレース 2位に入賞したディーノ・ベガノビッチ(ダムス・ルーカスオイル)


(Text : GrandPrix.com)


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