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映画『F1/エフワン』がアカデミー賞の音響賞を受賞。すでに続編に向けた話し合いも実施

2026年3月17日

 現地時間2026年3月15日(日)、第98回アカデミー賞の授賞式が開催され、ブラッド・ピットが主演を務めた映画『F1/エフワン』が音響賞を受賞した。モータースポーツを題材にした映画において、『F1/エフワン』は最も成功した作品のひとつとしての地位を確固たるものにした。


 アカデミー賞のなかで最も没入感を重視する部門のひとつをこの作品が受賞したことは、レースの生々しい緊張感を捉えるという点において、群を抜いていることを証明した。ギャレス・ジョン、アル・ネルソン、グウェンドリン・イェーツ・ウィトル、ゲイリー・A・リッツォ、フアン・ペラルタらによる音響チームは、強力なライバルたちを抑えて受賞したことで、このプロジェクトにとってまさにふさわしい勝利をもたらした。

『F1/エフワン』はジョセフ・コシンスキーが監督を務め、ジェリー・ブラッカイマーがプロデューサーを担当。スクーデリア・フェラーリHPに所属する現役F1ドライバーのルイス・ハミルトンが共同プロデューサーとして制作に関わった。物語は、ピットが演じる架空のベテランドライバーであるソニー・ヘイズがF1復帰を果たし、所属チームやダムソン・イドリスの演じる若手ルーキードライバーらと衝突を繰り返しながらもチームを強くしていく、というものだ。


 本作を真に際立たせているのは、リアリティへの徹底したこだわりだ。実際のレースの週末にサーキットで撮影を行い、架空のF1チーム『APXGP』を現実のF1パドックに違和感なく溶け込ませている。

映画の撮影を行うブラッド・ピットとダムソン・イドリス
2024年F1アブダビGP 映画の撮影を行うブラッド・ピットとダムソン・イドリス
2023年F1第15戦イタリア
2023年F1第15戦イタリア 映画の撮影のため、架空のF1チーム『APXGP』のマシンを走らせた

■「今でも映画を見たばかりの人からメッセージが届く」とハミルトン

『F1/エフワン』はノミネートされていた編集賞、視覚効果賞を逃したものの、その影響力は凄まじいものだった。全世界の興行収入は予想をはるかに上回る6億5000万ドル(約1035億318万円)近くに達し、最も成功を収めたモータースポーツ映画、そしてピットのキャリアにおける最大のヒット作となった。


 この流れは、まだ終わっていないかもしれない。ハミルトンは続編に向けて機運が高まっていることを明らかにした。


「すでに最初の脚本に取りかかっている。年末に僕、ジェリー、ジョーで最初のミーティングを開き、脚本の様々なアイデアや方向性について話し合った。その後、脚本家のアーレン(・クルーガー)ともたくさんの打ち合わせをしている」

ジェリー・ブラッカイマー、ブラッド・ピット、ルイス・ハミルトン、ティム・クック、ダムソン・イドリス
『F1/エフワン』のワールドプレミアに参加したジェリー・ブラッカイマー(プロデューサー)、ブラッド・ピット、ルイス・ハミルトン、ティム・クック(Apple社CEO)、ダムソン・イドリス

 この映画の文化的な連鎖反応は、今もなお広がり続けている。


「この映画がどれほど大きな影響力を持ち、どれほど多くの人々がこの映画を愛しているかを見るのは、本当に素晴らしいことだ」とハミルトンは語った。


「映画を観たばかりの人たちから、このスポーツとは何なのかに気づかされたというメッセージが今でも届く」


 ハイブリッドエンジンの轟音からハリウッドの華やかさまで、『F1/エフワン』はレースファンとアカデミー賞の両方を魅了できると証明した。そして、これはまだ物語の始まりにすぎないのかもしれない。



(Text : autosport web)


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