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フェラーリ、総合最速より440周走行を喜ぶ「冬の努力が報われ、トラブルなく走れたのはうれしいこと」とハミルトン

2026年1月31日

 2026年F1バルセロナテスト最終日にルイス・ハミルトンが5日間通しての最速タイムを記録したものの、チーム代表フレデリック・バスールもドライバー陣も、大きな期待は示していない。彼らは、バルセロナで最も重要だったのは、可能な限り多くの周回を重ね、できる限り多くのデータを収集し、2月のバーレーンテストを最良の形で迎えるための準備を整えることだったと強調した。

 フェラーリは最終日に145周を走行、3日間の周回数は合計約440周に上った。これは、500周のメルセデスに次ぐ周回数だ。


 チームが走行した3日間について振り返り、バスールは「序盤はウエット、終盤はドライという両方のコンディションを経験できたポジティブなセッションだった。週を通して非常に多くの周回を重ねることができたのは良いことだ」と語った。


「1日に160周を走ることは、データ収集とバーレーンに向けた最良の準備のために重要だ。まだ非常に初期の段階であり、最も重要なのはラップタイムではなく、周回を完了することだ」

ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
2026年F1プレシーズンテスト(バルセロナ) ルイス・ハミルトン(フェラーリ)

 バスールは、2025年の事態の推移を忘れてはいない。昨年、チームが慎重な姿勢を示していたにもかかわらず、ティフォシの期待は過度に高まり、開幕数戦後にはそれが失望へと変わった。そのためバスールは今、今後数週間に向けてチームの焦点を定めるべく、期待値を抑えることに力を注いでいる。


「来週には本拠地に戻り、ここ数日間で収集したすべてのデータを精査することになる。改善すべき点を見極めるため、非常に集中的な作業になるだろう」とバスールは述べた。


「バーレーンへ向かう前に決めなければならないことが山ほどある。バーレーンでは3日間のテストを2回行う。開幕戦直前のテストであり、今週ここで行ったものよりも、はるかに代表性の高いものになるだろう」


 テストのこの時期にラップタイム自体が大きな意味を持たないとはいえ、一年の最初のテストウイークを最速で終えることは、悪いことではない。


 ハミルトンは、フェラーリが成し遂げた作業に焦点を当て、「本当に生産的で、楽しい一週間だった」と振り返った。「個人的にも、チーム全体としても、冬の間に非常に多くの作業を積み重ねてきた。それが大きなトラブルなくこれだけの走行距離をこなせたことに表れているのは良いことだ」


「序盤には新車でウエットコンディションを走ることができた。それは実際、とても価値のある経験だった。全体として堅実なスタートだった」


「まだ学ぶべきことは多く、やるべき仕事も山積しているが、チームの雰囲気は前向きで集中している。学んだことすべてを生かし、データ分析を続け、バーレーンテストに向けて慎重に準備していく」

シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2026年F1プレシーズンテスト(バルセロナ) シャルル・ルクレール(フェラーリ)

 午前セッションで最速だったチームメイトのシャルル・ルクレールも、慎重な姿勢を崩さなかった。「少しだけプッシュして、このマシンの限界を確かめ、少し理解を深めようとした」というルクレールだが、最優先していたのは「予定していたプログラムを完遂することだった」と強調した。


「プログラムをすべて消化し、やりたかったことはすべてできたので満足している。ただ、まだ本当に初期段階であり、マシンやパワーユニットについて学ぶべきことは非常に多い」


「フェラーリだけでなく、パドック全体に大きな高揚感がある。F1にとって刺激的な時期であり、ドライバーとして適応しなければならない変化が非常に多い。バーレーンで何を学べるのか、とても楽しみにしているが、今は自分たち自身に集中している」


 最後の2回のテストに向けた作業について、ルクレールは、「おそらく最も重要なのは相関性だ」と説明した。


「実車を走らせたので、これからシミュレーターに入り、実際の感覚と比較する。そして、シミュレーター上でもできるだけ同じ感触になるよう調整する。シミュレーター上に確かな基準となるベースラインがある状態で、バーレーンに集中したいからね」



(GrandPrix.com)


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