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F1アカデミー王者ドリアーヌ・パン、メルセデスF1の開発ドライバーに就任「チャンスが巡ってきた」

2026年1月28日

 2025年11月にF1アカデミーのチャンピオンに輝いたフランス出身女性レーシングドライバーのドリアーヌ・パンにとって、メルセデスAMGペトロナスF1チームが1月21日の現地水曜に開発ドライバーとして契約を発表したことは、母国を代表する世界的耐久レースにも参戦する計画の、彼女の「シングルシーターの旅が終わらない」ことを証明するものとなった。


 メルセデスF1が2026年型マシンのカラーリングを発表し、レギュラードライバーたちがイギリス・シルバーストンで新型『W17 E PERFORMANCE』のテストを行っていたその日、本拠地であるブラックリーのファクトリーでは、このドイツのマニュファクチャラーを代表する新たな開発ドライバーに就任したドリアーヌが、満面の笑みで自身の将来について語った。

「今朝(明けた木曜)にニュースの一報を確認したけれど、本当に素晴らしい気分だった」と地元フランス大手『L’〓quipe(レキップ)』誌のインタビューに応じたドリアーヌ。


「メルセデス加入の発表は本当に最高の出来事。これは私にとって非常に明るいニュースで、F1チーム内でより重要な役割を担うことになる。これからさらに努力を重ね、自分の夢と目標にさらに近づきたいと思っている」


 現在22歳の彼女は、これまで所属してきたメルセデスのジュニア・プログラムから昇格し、シミュレーターでの開発業務を担当。週末はサーキットで戦うレギュラードライバーのセットアップをサポートする役割を担う。


「自分のスポーツで最高レベルの学びと成長を経験できることは、キャリアにとっても個人的にも素晴らしいこと。シミュレーターで練習し、トップドライバーと自分を比較し、できれば今季後半に実施されるF1テストへの参加に向けて準備を進めたいと思っている」とドリアーヌ。


 しかし、そんな彼女もこれまでシミュレーター業務にはあまり従事しておらず、個人的な関心も「薄かった」と明かした。


「昨年12月にアブダビへ行ってヤス・マリーナ・サーキットで丸一日F1をドライブし、とてもリアルで感動した。もともとシミュレーターには興味がなく、これまであまり運転したことはなかったけど、このメルセデスのシミュレーターは本当にスゴいのよ(と真似するアクション)。アクチュエーターが搭載されていて、筐体は360°も全方位に動く。信じられないほどリアルで、すぐにそれを感じることができた。すぐに慣れることができたし、とても助かった。その日は2026年に向けたテストもいくつかこなせた」

メルセデスAMGペトロナスF1チームは、先週1月21日の現地水曜にドリアーヌ・パンを開発ドライバーとして契約したと発表した
現在22歳の彼女は、これまで所属してきたメルセデスのジュニア・プログラムから昇格し、シミュレーターでの開発業務を担当する

 その際、プログラム上で記録されたラップタイムは「ベンチマークタイムからわずかコンマ1秒遅れだった(笑)」と照れ笑いを浮かべたドリアーヌだが、今季2026年はこのバーチャルの世界だけに留まる気がないことも強調する。


「いやいや、何もせずにじっとしているつもりはない。素晴らしいプログラムが控えていて、それも近々発表できる予定よ。そちらではル・マン24時間レースで耐久シーンに復帰し、ゆくゆくは2027年のハイパーカーのシート獲得を目指したい」と続けたドリアーヌ。


「耐久レースは私にとってすべてが始まった場所で、とくにハイパーカーではマニュファクチャラーと契約しているトップドライバーたちと競い合うことができるから」


 そのうえで、シングルシーターの世界から抜け出す気は毛頭なく、厳しく難しい世界であることは重々承知しつつも「F1は究極の目標であり続ける」と決意を込める。


「シミュレーターでF1をドライブし、本格的なF1テストへの準備はこれからもするつもり。だからF1の世界を去って、二度とシングルシーターをドライブしないと言っているわけではない。確かにF1への理想的な道はシングルシーターだけど、私のキャリアは論理的かつ一般的な道筋を辿っていない。耐久レースからスタートし、その後シングルシーターへと移行したわけだからね」


 その言葉どおり、彼女はこれまでのキャリアでワンメイクやGT、さらにはプロトタイプも経験し、WEC世界耐久選手権ではLMP2やLMGT3をドライブ。伝統のスパ24時間では2022年にフェラーリ488 GT3 EVOをドライブしてクラス優勝を飾ってもいる。


「今、私にはチャンスが巡ってきている。大きなチャンスよ。これを断ることはできないわ。メルセデスは私との仕事を続けたいと強く望んでいるし、私も彼らと仕事を続けたいと思っている。だから、まだ終わりではない。実際、彼らが私に開発ドライバーの役割を与えてくれたのは、まさにそのためだからね」と続けたドリアーヌ。


「F1は依然として究極の目標? そのとおりよ。そして、それは何よりもまずF1テストで良い成績を収めることから始まる。それが私にとって大きな扉を開くことになるかもしれないんだから!」

週末はサーキットで戦うレギュラーのセットアップをサポートする役割を担う
「ル・マン24時間レースで耐久シーンに復帰し、ゆくゆくは2027年のハイパーカーのシート獲得を目指したい」とも語ったドリアーヌ


(autosport web)


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