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角田裕毅、マックスのためのバトルで“不可解な罰”。区切りの年を振り返り「不運のなかで全力を尽くし能力を示した」
2025年12月8日
2025年F1アブダビGP決勝で、レッドブルの角田裕毅は10番グリッドから14位という結果だった。
ハードタイヤでスタートし、序盤はポジションを維持して走行。長いスティントを取ることで、19周目には3番手に上がり、ピットストップを行ったランド・ノリス(マクラーレン)の前を走ることになった。ノリスとレッドブルのマックス・フェルスタッペンがドライバーズタイトルを争っている状況のなか、角田はチームメイトをアシストすると決意しており、無線でチームに対して「やるべきことは分かっている。任せておけ」と述べ、ノリスを簡単には前に出すまいと奮闘した。
23周目にノリスが追いつき、ストレートで角田を追い越した。その際にノリスがコース外に出たことと、角田がノリスに対して防御するなかで複数回にわたり進路変更を行ったことが審議対象になった。その結果、角田が複数回の進路変更を行ったことで、最終的にノリスは衝突を避けるためにトラックの外に出ることを余儀なくされたと判断され、角田に5秒のタイムペナルティとペナルティポイント1点(12カ月間で合計8点)が科された。一方、ノリスについては、角田が複数回の進路変更を行っていなければ、コース外を使うことなく追い越していたが、接触を避けるためにコース外に出たとの判断で、ペナルティは科されなかった。

角田は、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)にかわされて6番手に落ちた後、32周目にタイヤ交換を行い、ペナルティも消化。セカンドスティントを18番手からスタートし、フランコ・コラピント(アルピーヌ)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)を抜いて12番手に。しかし終盤にランス・ストロール(アストンマーティン)、ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)に抜かれて、14位フィニッシュという結果になった。
角田がレッドブルのレギュラードライバーとして走るのは、ひとまず今季までで、2026年にはテスト兼リザーブドライバーに就任する。

■角田裕毅(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=14位(58周/58周)
10番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム
2025年ドライバーズランキング=17位(33ポイント)
「今日は全力を尽くしてポイント獲得を狙いましたし、その可能性もあったと思いますが、ペナルティがそれを難しくしました」
「今回は主流でない戦略を選び、ランドとのバトルまではうまく走れていました。彼を抑えようとしましたが、彼はとても速かったです。結局、僕は悔しいペナルティを受けることになりました。セカンドスティントに入ってからは、オーバーテイクするのが本当に厳しかったです」
「今年を振り返ると、最後まで全力を尽くしたと言えるシーズンでした。今季は、良い結果を出すのに時に必要となる少しの運が足りない場面も多くありましたが、それもレースというものです」
「(チャンピオンになった)ランドには心からおめでとうと言いたいです。彼は一年を通して本当に素晴らしく、今夜のレースでも堅実なレースをして、初のタイトルを獲得しました」
「そしてマックスにも、今日の勝利と素晴らしいシーズンにお祝いを言いたいです。彼とチームは最後の最後までチャンピオン争いに挑み続け、あと一歩のところまで来ましたが、惜しくも届きませんでした」
「彼はグリッド上で最高のドライバーです。彼がどのように仕事をこなし、すべてのポテンシャルを引き出しているかを見ると、どれほど優れているかがよく分かりますし、それに見合ったメンタリティも持っています。彼を見ていると本当に刺激を受けます」
「そして、今季を支えてくれたエンジニア、メカニック、そしてチーム全員に感謝を伝えたいです。来季も僕はチームの一員なので、本当のお別れというわけではありません」
(レース直後のインタビューで語り)「少なくともポイントは獲りたかったです。またしても不可解なペナルティでした。でもとにかく全力は尽くしました」
「今日のレースでは追い抜くのが本当に難しかったです。最初はペースはあったのですが、なぜか急激にオーバーヒートしてしまって、その対処にとても苦しみました」
(レッドブルでの時期を振り返ると)「特にメカニックたちと過ごした時間は本当に楽しかったです。彼らから受けたサポートは、驚くほど素晴らしいものでした」
「ある時期は、彼らは僕のことを嫌になっていた時もあったかもしれません。夜通しの変更作業をしたり、FP3から予選までに大きな変更をすることが多かったので。でも、昨日も実際に彼らに言ったのは、『僕があなたたちを鍛えた』ということでした。彼らは本当に鋭くなりました。彼らは僕に感謝していると思います」
「特に今季の後半を振り返ると、正直『運』という一言に尽きると思います。本当は『運』という言葉は使いたくないのですが、それでも正直に言えば、毎回のセッションやレースウイークのたびに、何かしらのトラブルが起きていました。今週は、自分のコントロールできない出来事により、旧型フロアに戻すことになり、ピットレーンでのインシデントや、レース中でまたしても疑問の残るペナルティもありました」
「ですから、最後まで一度も、何事もなくスムーズに進んだレースはありませんでした。それでも、少なくとも全力は尽くしましたし、自分に何ができるかを示せたと思っています」


(autosport web)
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| 12/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
| フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
| 12/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 12/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | ランド・ノリス | 408 |
| 2位 | マックス・フェルスタッペン | 396 |
| 3位 | オスカー・ピアストリ | 392 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 309 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 230 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 152 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 150 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | カルロス・サインツ | 64 |
| 10位 | アイザック・ハジャー | 51 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 800 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 459 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 426 |
| 4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 382 |
| 5位 | ウイリアムズ・レーシング | 137 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 92 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 80 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 73 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 68 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |
| 第24戦 | アブダビGP | 12/7 |



