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ピアストリ復活。“F1に来て一番楽しめた”マシンで初日からトップを維持し、ポール獲得【F1カタールGP予選の要点】
2025年11月30日
「F1に来て、一番楽しめたクルマだった。本当にありがとう」
2025年F1第23戦カタールGP予選で、最後のアタックで最速タイムを更新したオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が、無線でチームへの感謝を述べた。
今季6回目のポールポジション獲得。しかし前回のポールポジションは8月末の第15戦オランダGPで、ほぼ3カ月ぶりだ。オランダではそのままポール・トゥ・ウインを達成し、翌週の第16戦イタリアGPも予選3番手から3位表彰台。しかしそこからの6戦は、予選フロントロウもレースでの表彰台も一度も獲得できず。その間にチームメイトのランド・ノリスにドライバーズ選手権首位の座を奪われ、前戦ラスベガスGPの失格で3位マックス・フェルスタッペン(レッドブル)にも並ばれてしまった。

シーズン中盤までの安定した速さがすっかり影を潜めた形のピアストリ。しかし今週末のカタールは、初日から見違えるような速さを見せた。フリー走行でトップタイムを出すと、続くスプリント予選でもポールポジションを獲得。そして土曜日のスプリントも、追いすがるジョージ・ラッセル(メルセデス)に5秒近い差をつけて優勝を決めた。
その勢いは、予選でもまったく衰えなかった。Q1こそラッセル、ノリスに次ぐ3番手だったが、Q2最初のアタックでは中古タイヤでトップタイム。2番手フェルスタッペンにコンマ5秒以上の差をつけた。一方ノリスはターン10でコースオフし、タイムを抹消された。新品タイヤで臨んだ2回目のアタックは、自己ベストを更新できず。それでもノリスにコンマ2秒以上の差をつけて、ピアストリはトップでQ3に進んだ。
Q3最初のアタックは、ノリスが巻き返した。とはいえ2番手ピアストリとの差は、わずか1000分の35秒。そして最後のアタックは、先に出ていたノリスがターン2で挙動を乱してしまう。対するピアストリはセクター2、3で最速タイムを更新し、1分19秒387のコースレコードでポールポジションを奪い返した。

今週末は多くのマシンがコースをはみ出してタイム抹消されている。ノリスもスプリント予選で2回、本予選で1回、計3回の抹消措置を受けた。しかしピアストリは0回。「初日からずっといい感じで、予選前のセッティング変更も微調整程度だった」と、マシン挙動に絶対的な信頼を置いている感じだった。
ピアストリは長いトンネルを、ようやく抜けたのか。日曜日の決勝レースもこのまま優勝すれば、たとえノリスが2位に入ったとしても自力戴冠の可能性を残したまま、最終戦に向かうことができる。その場合、ノリス414ポイントに対し、ピアストリ399ポイント。確かにノリス優位の状況は変わらない。しかしその差は、15ポイント。逆転は、決して不可能ではない。

(Text:Kunio Shibata)
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| 1位 | ランド・ノリス | 390 |
| 2位 | オスカー・ピアストリ | 366 |
| 3位 | マックス・フェルスタッペン | 366 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 294 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 226 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 152 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 137 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | アイザック・ハジャー | 51 |
| 10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 49 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 756 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 431 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 391 |
| 4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 378 |
| 5位 | ウイリアムズ・レーシング | 121 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 90 |
| 7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 73 |
| 8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 72 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 68 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |
| 第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |


