F速

  • 会員登録
  • ログイン

F1ドライバーの政治的発言を取り締まるFIAの方針にボッタスが懸念を示す「僕たちには望むことを話す権利があるはず」

2023年2月1日

 ドライバーたちが政治的発言をする場としてF1を利用することを、FIAが取り締まることについて、アルファロメオのバルテリ・ボッタスは懸念を表明した。


 2022年末に、FIAは国際スポーツ法典を改正した。現在では、FIAによる事前の承認なしにドライバーが「政治的、宗教的、個人的声明」を表明または掲示することを禁じる条項が追加されている。FIAによるこの決定は、数年間にわたりF1において政治や環境に関する活動が行われたことを受けてのことだ。ルイス・ハミルトンやセバスチャン・ベッテルらは、レースデーに社会的不公平や不平等、また、環境変化の問題について非難を表明することがしばしばあった。


 しかしながら、FIA会長モハメド・ビン・スライエムの運営体制において、方針が変更がされた。


「私はこのスポーツを心から信じている」とビン・スライエムは今月初めにサウジアラビアで開催されたダカールラリーを訪れた際にメディアに語った。


「我々は橋を架けることに関心がある。スポーツは平和的な理由などのために使うことができる」


「だが我々が望んでいないことのひとつは、FIAを個人的信念を表明する場とすることだ。我々はスポーツから逸脱してしまうだろう」

ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2020年F1第9戦トスカーナGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
2021年F1第10戦イギリスGP 『PLEASE DON’T LITTER KEEP IT CLEAN』と書かれたTシャツを着用したセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)


 ハミルトンはFIAの姿勢についてまだ公にコメントしていないが、メルセデスでの元チームメイトであるボッタスは、ドライバーの表現の自由をコントロールしようとするFIAの意向に感心していないと明らかにしている。


「個人的には、政治は好きではない」とボッタスは、先週末のRoC(レース・オブ・チャンピオンズ)で、スウェーデンの『Expressen』に語った。


「僕は自分が好きなこと、つまりレースをやりたい。でも同時に政治は現代社会の一部でもある」


「F1はこの種の問題の一部に注意を払うという素晴らしい仕事をしてきたし、セバスチャン(・ベッテル)も含めて多くのドライバーたちが声を上げてきた」


「彼らがなぜ僕たちをコントロールしたいのか理解できない。僕たちには望むことを話す権利があるはずだと思う。僕はそう考えているけれど、どうなるか様子を見てみよう」

2022年F1第11戦オーストリアGP セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
ベッテルはオーストリアで『SAVE THE BEES』と書かれたTシャツを着用し、ミツバチの保護を訴えた



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


レース

5/30(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
5/31(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/1(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※スペインGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ186
2位ランド・ノリス176
3位マックス・フェルスタッペン137
4位ジョージ・ラッセル111
5位シャルル・ルクレール94
6位ルイス・ハミルトン71
7位アンドレア・キミ・アントネッリ48
8位アレクサンダー・アルボン42
9位アイザック・ハジャー21
10位エステバン・オコン20

チームランキング

※スペインGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム362
2位スクーデリア・フェラーリHP165
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム159
4位オラクル・レッドブル・レーシング144
5位ウイリアムズ・レーシング54
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム28
7位マネーグラム・ハースF1チーム26
8位ステークF1チーム・キック・ザウバー16
9位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム16
10位BWTアルピーヌF1チーム11

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第9戦スペインGP 6/1
第10戦カナダGP 6/15
第11戦オーストリアGP 6/29
第12戦イギリスGP 7/6
第13戦ベルギーGP 7/27
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号