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“新たなF1スター”角田には「間違いなく表彰台獲得の実力がある」人間性も高く評価/ヘルムート・マルコインタビュー
2021年3月29日
2021年シーズンの開幕戦バーレーンGPを迎え、7年ぶりの日本人F1ドライバーとしてスクーデリア・アルファタウリ・ホンダから参戦する角田裕毅は、初日から好調ぶりを見せている。予選では、Q1で2番手タイムを記録するパフォーマンスを発揮した。
角田はQ3進出を逃して13番手からスタートすることになったが、そんな角田について、レッドブルの若手ドライバー育成を率いるヘルムート・マルコは、「表彰台に上がるポテンシャルがある」と高く評価した。
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──ホンダは今シーズン、2022年に投入する予定だったパワーユニットを1年前倒しで投入してきました。その決定は昨年の夏過ぎでしたが、すでに2021年のマシンの開発は2020年の改良型でスタートしていたはずです。変更によって、車体側の開発でなんらかの妥協はありましたか。
ヘルムート・マルコ(以下、マルコ):まったくない!! むしろ、エンジンのサイズが予定していたものよりもコンパクトになって、開発の自由度がより広がったよ。我々にとっては大歓迎の変更だった。
──角田裕毅についてはいかがですか。
マルコ:新しいF1のスターが誕生したと言っていいだろう。走りだけでなく、彼は人間としてもとても魅力的だ。ユーモアがあり、チャーミングだ。
──予選ではQ2でタイヤに苦しみました。
マルコ:あのケースはチームがC3ではなく、C4に変更すべきだったと思っている。彼はルーキーで、今回が初めてのF1での予選だったんだからね。タイヤが機能しなかったことで、本来のパフォーマンスを発揮できなかっただけ。(セルジオ)ペレスのようなベテランですら、初めてのチームでの初めての予選で、C3タイヤに苦しんだんだ。心配することはない。
──今シーズン、角田は表彰台に上がることができますか。
マルコ:表彰台はほかのチームがどんな開発をしてくるかと、レースの状況次第だが、彼にはそのポテンシャルがあることは間違いない。
──将来、優勝する可能性はありますか?
マルコ:イエス!! 考えてみてほしい。ヨーロッパに来て、1年でF3で勝ち、その次の年にF2でも勝った。そういうドライバーはなかなかいないよ。
──もし優勝すれば、日本人としてF1での初優勝となります。
マルコ:間違いなく、彼はやるよ。まだ20歳だ。
──もし今年、角田選手が表彰台を獲得したら、来年はレッドブルに移籍させることを考えますか。
マルコ:表彰台に上がったら、考え始めるだろうね。
(Masahiro Owari)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 186 |
2位 | ランド・ノリス | 176 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 137 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
5位 | シャルル・ルクレール | 94 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 71 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 48 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | アイザック・ハジャー | 21 |
10位 | エステバン・オコン | 20 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 362 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 165 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 159 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 144 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 54 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 28 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 26 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 16 |
9位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 16 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

