F1史上初の試みトリプルヘッダー、2019年は廃止の方向。チームスタッフの疲労が限界に
2018年7月11日
F1は2019年には厳しい3週連続開催のスケジュールを廃止し、チームは余裕をもってグランプリに挑めることになりそうだ。
前戦イギリスGPは3週連続開催の最後のレースとなり、フランス、オーストリアと続けてレースをすることにより、クルーたちの肉体的負担は限界に達していた。
F1ストラテジーグループの会合ではスケジュールの件が議題に上がり、商業権保有者であるリバティ・メディアが、来シーズンのカレンダーにはトリプルヘッダーを組み込まない旨の発言をしている。
フォース・インディアのチーフオペレーティングオフィサーを務めるオットマー・サフナウアーは、RaceFans.netに以下のように語った。
「私が理解したところによると、2019年は同じだけの数のレースをすることになるのだと思う。私が最近伝えられたことのなかで大きな違いがあるのは、トリプルヘッダーがなくなるということ。連続開催はあるが、今年のような3戦連続にはならないということだ」
3週連続のレースは体力的な疲労や物流の面で、明らかにチームやクルーに犠牲を強いている。サフナウアーは、このスケジュールが予想していたよりもさらに難しいものであったことを認めた。
「これは今回が初めての試みであり、ひとつの場所から、さらにふたつの箇所へと移動するのには少々の疲れを伴った。メカニックやサービス人員が、かなり疲労していることが見て取れた。これほどまでとは予想していなかった」とサフナウアー。
「非常に難しいものになると事前に言われたが、『そうだろうな』程度に考えていた。しかし本当に大変だった。来年に向けてはカレンダーを作成する側が考慮し、トリプルヘッダーはなくなるだろうと思う」
ウイリアムズのチーム副代表であるクレア・ウイリアムズもまた、F1は人員のリソースを限界まで利用することからの教訓を得たと考えている。
「最も重要なのは人間です。彼らは多大な努力を払っています。家に帰れないということは、彼らや彼らの家族にとって、厳しい状況なのです」
「トリプルヘッダーがカレンダーに載ることは、二度とないだろうと考えています。これが誰にとっても難しいスケジュールであったことを、私たちは学んだことでしょう」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(Translation:Akane Kofuji)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 186 |
2位 | ランド・ノリス | 176 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 137 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
5位 | シャルル・ルクレール | 94 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 71 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 48 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | アイザック・ハジャー | 21 |
10位 | エステバン・オコン | 20 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 362 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 165 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 159 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 144 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 54 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 28 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 26 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 16 |
9位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 16 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

