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毒舌パドック裏話 バーレーン&中国GP編:ライバル同士の不思議な絆

2018年4月21日

 ちょっと毒舌なF1ジャーナリストがお届けするF1の裏話。バーレーン&中国GP編です。

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 前回の「裏話」で、以前に見たことのある映画を、もう一度見ているような感じだと言ったのは、どうやら間違いだったようだ。実際のところ、開幕からの3戦を見る限り、2018年のF1シーズンは歴史に残る名勝負の年になるかもしれない。

 それにしても、F1ドライバーの言葉ほど、あてにならないものはない。自分が余裕で連勝している時には、もっと多くの手強い相手がほしいと豪語しながら、本当に競争相手が増えてくると、そんな状況を望んでなどいなかったと言わんばかりなのだから……。

 今年もセバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンは、最大のライバルであり続けるだろう。だが、いよいよレッドブルも本格的な脅威になってきた。中国で見事な逆転優勝を遂げたダニエル・リカルドは、メルセデスとフェラーリの両陣営に、レッドブルを決して侮ってはならないことを思い知らせた。

 しかし、バーレーンと中国の2連戦を通じて、ベッテルとハミルトンは、リカルドのチームメイトに関する件で『絆を深めて』もいる。バーレーンGP後のインタビューでは、ルイスに向けられたある質問に、代わってセバスチャンが答えたほどだ。

 バーレーンのポディウムに上る前の控室で、ハミルトンはマックス・フェルスタッペンを汚い言葉で呼んだところを、運悪くカメラにとらえられてしまった。

 ちょうどフェルスタッペンが彼をオーバーテイクしようとしてヒットした場面のリプレイ映像が、モニターに映し出されていたからだ。レッドブルのドライバーはその後まもなくリタイアし、ハミルトンは3位でフィニッシュを迎えたが、それでもなお現ワールドチャンピオンがこの出来事に不快感をおぼえているのは明らかだった。

 そして、セレモニーの後に行われたトップ3の記者会見で、あるオランダ人ジャーナリストが、控室でハミルトンがフェルスタッペンについて使った無礼な言葉について質問すると、ベッテルは『同士』を守ろうと、そのやり取りに割って入った。

「その質問には、僕が答えてもいいかな? それはフェアじゃないと思うんだ。あの場面でルイスが何をしたは知らない。だけど、僕らは誰でもああいうシチュエーションを経験し、誰かとポジションを争い、時にはホイール・トゥ・ホイールにもなる」

「そして、そんな接近戦ではアドレナリンが大量に放出されるんだ。サッカーの試合で、選手のひとりひとりにマイクを付けることを想像してみてほしい。はたして彼らは、タックルされたりファウルをされたりした時に、相手の選手にいつも上品に優しく話しかけるだろうか?」

「そう考えると、こういう無意味な質問をして面白い話をでっちあげようとするのは、正当なこととは思えない。レースをしている時には、アドレナリンが出まくっていて、時にはああいうことを言ってしまうものなんだ」

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