F速

  • 会員登録
  • ログイン

トロロッソ・ホンダF1密着:雨でセッティング改善が間に合わず、厳しい結果となった予選

2018年3月24日

 朝方から降り始めた雨は、トロロッソ・ホンダにとって、恵みの雨とはならなかった。 


 雨はフリー走行3回目が始まる午後2時にはほとんど上がったものの、60分間のセッションのほとんどはウエットタイヤとインターミディエイトタイヤを装着しての走行となった。


 だが、トロロッソ・ホンダは金曜日の夜に、車体側もエンジン側も、それぞれセッティングを変えていたため、そのセッティングを予選前の60分間の走行で確認したかった。そのためにはドライコンディションが好ましかったのである。


 ところが思いの外、路面コンディションの改善が遅く、ドライで走行できたのは残り5分というタイミング。ピットアウトした周とピットインした周だけだった。


「本来であれば、それをフリー走行3回目に確認したうえで、予選に向けて、さらに細かく設定を調整しようと予定していたので、それができなかったことは残念です」(田辺豊治ホンダF1テクニカルディレクター)


 それでも、何年もF1を走らせているベテランなら、なんとか対応できただろう。しかし、フル参戦初年度、しかもアルバートパークが初レースというピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーには、このコンディションの変化に対応するのは少し荷が重かったようだ。


 それはトロロッソ・ホンダの2人だけでなく、ルーキーのシャルル・ルクレール(ザウバー)とセルゲイ・シロトキン(ウイリアムズ)もQ1落ちしていることからもわかる。


 それでも、2人は少しでも上を目指してQ1の最後のアタックを限界ぎりぎりまで攻めた。そして、2人はミスをした。


「3コーナーで攻めすぎてブレーキをロックアップさせてしまった」(ガスリー)


「思っていたよりもブレーキが冷えていて、1コーナーでミスしてしまい、コンマ2、3秒失った」(ハートレー)


 若いトロロッソ・ホンダには改善すべきことが山積している。その事実を認め、ひとつひとつ解決していかなければ、未来はない。ミスをしたことは残念だが、そのことを素直に認めた2人を、チーム内で攻める者はだれもいないはずだ。



(Masahiro Owari)


レース

10/25(土) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
10/26(日) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
10/27(月) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※メキシコシティGP終了時点
1位ランド・ノリス357
2位オスカー・ピアストリ356
3位マックス・フェルスタッペン321
4位ジョージ・ラッセル258
5位シャルル・ルクレール210
6位ルイス・ハミルトン146
7位アンドレア・キミ・アントネッリ97
8位アレクサンダー・アルボン73
9位ニコ・ヒュルケンベルグ41
10位アイザック・ハジャー39

チームランキング

※メキシコシティGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム713
2位スクーデリア・フェラーリHP356
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム355
4位オラクル・レッドブル・レーシング346
5位ウイリアムズ・レーシング111
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム72
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム69
8位マネーグラム・ハースF1チーム62
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー60
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
第21戦サンパウロGP 11/9
第22戦ラスベガスGP 11/22
第23戦カタールGP 11/30
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号