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F1 Topic:レッドブルとの交渉に向けて重要な1カ月、テストで投入されるホンダPUの仕様は?

2018年5月16日

 スペインGPのを終えたカタロニア・サーキットでは5月15日から2日間、今シーズン初めてのインシーズンテストが行われている。このテストで注目されているのが、ホンダのパワーユニットだ。


 というのも、今シーズンのF1は年間3基でまかなわなければならず、全21戦を3基で割ると、単純計算で1基あたりの必要マイレージは7レースとなる。つまり、通常であれば、エンジンの負荷が小さい第6戦モナコGP明けのカナダGPか、その次のフランスGPあたりが、2基目を投入するタイミングとなる。 


 ただし、ホンダの場合はピエール・ガスリーが開幕戦でMGU-Hを壊し、第2戦バーレーンGPに2基目を投入しているため、単純計算で次に変えるタイミングは第9戦オーストリアGPとなる。また第5戦スペインGPではブレンドン・ハートレーがクラッシュし、こちらもすでに2基目が投入されている。


 つまり、3基目を入れるタイミングは、マイレージを考えれば、もう少し時間に余裕がある。


 だが、性能的にはそんなにのんびりはしていられない。というのも、ホンダの性能はルノーに肩を並べるレベルに達していると言っても、「PUだけの性能でもトップからまだ大きく離されているのは事実で、4社の中でまだ一番下です」(田辺豊治F1テクニカルディレクター)という状況だからだ。


 また、政治的にもこれからの1カ月は重要な時期となる。というのも、現在ホンダはレッドブルと2019年に向けた交渉を行っており、そのレッドブルがホンダを選択するかどうかを決める大きな要素として、「ホンダと組んで本当に勝てるかどうかを見極めようとしている」(山本雅史モータースポーツ部長)からだ。


 スペインGPの日曜日には、ルノーのシリル・アビデブール(マネジングディレクター)が、「われわれはカナダGPにアップデートを入れる。レッドブルからは次のアッブグレードPUを見るまで、待ってほしいと言われている」と語っていることを考えると、ホンダものんびりはしていられない。


 だが、スペインGPのレース後、「今後に向けたトライをするために、何か新しいモノを入れますか?」と田辺TDに尋ねたところ、「テストで新しいモノは入ります」と言いつつも、「新スペックとかそういうものではありません」とのことだった。


 ちなみに田辺TDはスペインGPの後、HRDさくらでのミーティングのために帰国の途に就いた。「もし新スペックをテストするのなら、ここ(バルセロナ)に残っています」(田辺TD)という。


 果たして、インシーズンテストで、どんな仕様のPUを走らせているのか? そして、新スペックはいつ投入されるのか? コース外の戦いにも注目したい。



(Masahiro Owari)




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