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ルノーF1新パワーユニットのテーマは「軽量化と融合」。新コンセプトで0.3秒削るための課題とは

2017年2月22日

 ルノーF1チームは、新コンセプトのパワーユニットによって1ラップあたり0.3秒縮めて2017年シーズンを迎え、シーズン中の開発によって同様の向上を達成することを目指すと宣言した。


 F1ワークス活動を再開した2016年、ルノーのパワーユニットは大きく改善したが、今季はコンセプトを一新し、現在ベストのパワーユニットであるメルセデスに追いつくことを目指す。


 21日、ルノーは2017年シーズンを戦う新車R.S.17を発表した。その際、ルノー・スポール・レーシングのマネジングディレクター、シリル・アビテブールは、今年ルノーチームおよびレッドブル、トロロッソが搭載するパワーユニットへの期待を次のように語った。


「一からのスタートだった。昨年のパワーユニットは優れたものであり、“まずまず”といった評価以上の性能を持っていただけに、これは極めて勇敢な行為だ」とアビテブール。


「信頼性も驚くべきレベルだった。それでも我々は一からスタートするという決断を下した。F1では攻撃しない者は敗北するしかないからだ」


「ベストのパワーユニットを持つメルセデスを追い抜かないまでも追いつくためには、完全に異なる哲学を検討しなければならないと考えた。それを今年に向けてやってきたわけだ」


「まずは信頼性を確立する必要がある。そこを最初に優先していく」


「パフォーマンス上のゲインは、シーズンをスタートするまでに、そしてシーズンを終えるまでの間に、0.3秒向上させることを目標としている。エンジンだけで達成するゲインの話だ」


「0.3〜0.4秒をシーズン中の開発によって向上させたいと考えている。だが、信頼性が高くなければそれを達成することは不可能だ。信頼性に問題があれば、エンジンの投入スケジュールに影響が出てしまう」


 ルノー・スポールF1のエンジン・テクニカルディレクター、レミ・タファンは、今季のR.S.17はシャシーとパワーユニットをひとつのチーム内で作った最初のマシンであり、パワーユニットにおける目標はシャシーにうまく融合させることであったと述べている。


 最も重視したのは「重量と融合」であるとして、パッケージ全体の重量を抑え、全体のパフォーマンス向上を目指したという。「パズルのようだった」R.S.16とは異なり、今季型はエンジンとシャシーが完全にフィットし、一体感が圧倒的に増したとタフィンは考えている。


 一方で、コンセプトを一新し、パフォーマンス向上を図ったため、パーツへの負担が増え、信頼性の問題が課題であるともタフィンは述べた。


「昨年はベストなパワーユニットとのギャップを半分に縮め、最も信頼性の高いパワーユニットとすることを目指し、それを実現できたと思う。2017年には残りのギャップを縮めたい。パフォーマンスを向上させようとすればするほど、信頼性の限界に近づいてしまう。そのバランスをうまく調整しなければならない。最初のエンジンの信頼性を確立する必要がある」とタファンは語った。



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




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