F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

F1 Topic:FIAの決定は軽すぎる?ベッテルへの処分に賛否両論。一方では別の懸念も

2017年7月8日

 初日を迎えたレッドブルリンクのパドックで、話題となっていたのは、前日のセバスチャン・ベッテルの会見だった。ベッテルは会見で、「あれは(ルイス・ハミルトンの動きに)驚いて、過剰な反応をしただけ。あれは間違った動きだが、彼のマシンを壊そうという意図はなかった。あの時のスピードは遅かったんだから」と語った。 


 ロマン・グロージャンは「故意かどうかは僕にはわからない。それはセブ(ベッテル)にしかわからないこと」とFIAの会見が行われる前の自身の会見で語っていたが、ベッテルは傷つけるつもりはなかったが、ぶつけようとしていたことは暗に認めたわけである。


 エステバン・オコンも「セバスチャンが謝ったってことは、自分でも間違いだったのを認めているわけでしょ」と語り、こう続けた。「それはバスチャンが認めなくても、誰でもわかること。問題は、ペナルティが十分だったかどうかだよね。それに関して僕はコメントする立場にないけど」


 あるヨーロッパのジャーナリストは、今回のベッテルが犯した行動を97年のヘレスでのミハエル・シューマッハーに例える。そのとき、シューマッハーは全ポイント剥奪となっていた。つまり、FIAの処分は軽すぎるというのだ。


 だが、別のヨーロッパのジャーナリストはシューマッハーとベッテルが行動は似ているが、明らかに異なるという。
「ベッテルの行動は故意だが、相手を傷つける意思はなく威嚇しただけ。これに対して、シューマッハーは威嚇ではなく、完全につぶしにかかっていた。しかも、問題はそれが故意ではなく、無意識にとられた行動だったということ。したがって、『今後1年にわたって若手ドライバー教育のための奉仕活動を行う』というFIAの決定は妥当だ」


 しかし、そのジャーナリストは別の件を杞憂する。それはハミルトンがリーダーでその直後にベッテルが控える展開でセーフティカーが出動すると、何かが起きるのではないかというものだ。


「ベッテルがとった行動は確かにいただけないが、じゃハミルトンが聖人君子かといえば、そうではない。ハミルトンはルール上は何も問題は起こしていないが、セーフティーカー明けのハミルトンのスロー走行はかなり危険で、それはいまに始まったことではない」



2007年F1日本GP マーク・ウェバー(レッドブル)と後方を走るセバスチャン・ベッテル(トロロッソ)
2007年F1日本GP マーク・ウェバー(レッドブル)と後方を走るセバスチャン・ベッテル(トロロッソ)

 そう言って、そのジャーナリストが示した例は、2007年の富士スピードウェイだった。セーフティカーランでトップを走っていたハミルトンが最終コーナー手前で大きくラインをズラして減速すると、3番手を走行していたベッテルが2番手のマーク・ウェバーに追突して両者リタイアした、あのレースだ。


 オーストリアGPでのセーフティーカー出動率は67%。果たして。



(Masahiro Owari)




レース

9/20(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
9/21(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
9/22(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※シンガポールGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン331
2位ランド・ノリス279
3位シャルル・ルクレール245
4位オスカー・ピアストリ237
5位カルロス・サインツ190
6位ルイス・ハミルトン174
7位ジョージ・ラッセル155
8位セルジオ・ペレス144
9位フェルナンド・アロンソ62
10位ニコ・ヒュルケンベルグ24

チームランキング

※シンガポールGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム516
2位オラクル・レッドブル・レーシング475
3位スクーデリア・フェラーリ441
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム329
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム86
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム34
7位マネーグラム・ハースF1チーム31
8位ウイリアムズ・レーシング16
9位BWTアルピーヌF1チーム13
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第18戦シンガポールGP 9/22
第19戦アメリカGP 10/20
第20戦メキシコシティGP 10/27
第21戦サンパウロGP 11/3
第22戦ラスベガスGP 11/23
  • 最新刊
  • F1速報

    Rd15 オランダ&Rd16 イタリアGP号