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可夢偉の決勝:突然のリタイア決定、深まる不信

2014年10月13日

 ソフトタイヤでスタートしたチームメイトのマーカス・エリクソンに対して、ミディアムでスタートした小林可夢偉は、1周1秒以上もあるソフトとミディアムのラップタイム差をものともせず、チームメイトに食い下がりながら、順調に周回を重ねていた。そして、21周目に「ピットインしろ」と命じられる。

 可夢偉は「通常のストップ」だと思って入るが、チームは可夢偉のマシンをガレージに入れた。理由はチームのトップマネージメントが、レースを止めろと指示したからである。

 その理由をチームは、リリースに次のような可夢偉のコメントを掲載して説明している。

「残念な結果となりました。無線でピットインの指示があったときは、通常のピットストップだと思っていました。でも、その後リタイアしなければならないと告げられました。最初はリタイアしないといけない理由もわからず驚きました。その後、チームのテレメトリーからブレーキがオーバーヒートしていることがはっきりとわかりました。このようなレースの終わり方になったことは残念ですが、今日はどうすることもできませんでした」





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