F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

レッドブル、ピットインの混乱は「間違えてソフトタイヤを用意」と説明

2016年5月30日

 レッドブルF1チームの代表クリスチャン・ホーナーは、ダニエル・リカルドが勝利を逃す原因となったピットストップでのミスは、通常とは異なるガレージのレイアウトが原因だったと分析する。 


 モナコのピットレーンは他のサーキットよりも狭く、通常ピットウォールに設営されるチームの設備は、ピットガレージの上となる。リカルドがインターミディエイトからスーパーソフトへ交換するためにピットへ戻った際、チームはタイヤの準備ができていなかった。このピットでの遅れにより、リカルドはハミルトンの後ろでコースに戻ることとなった。


 ホーナーによると、スーパーソフトがリクエストされていたことをクルーが把握しておらず、ソフトタイヤが準備されていたという。このため、リカルドがピットへ到着するまでに、スーパーソフトを用意することができなかったというのだ。


「1周早くウルトラソフトに交換したハミルトンは、最後までタイヤがギリギリもつかどうか、といった様子に見えた。それでリカルドには、もう一段階硬いタイヤを履かせることにした。その時点でガレージにどのタイヤが準備されているかという部分での伝達ミスがあったのだ。ピットウォールが2階で、当然ながらガレージは1階で、タイヤはガレージ内と裏とで温めていた。不運なことに、指示のあったタイヤはガレージの裏側にあった。もともとメカニックはソフトタイヤを準備していたため、混乱が生じた」とホーナーは説明する。


 ガレージのレイアウトが通常どおりであれば、このようなミスはおそらく発生しなかったと考えているホーナーだが、モナコのレイアウトを責めるつもりはないと語る。


「言い訳はしたくないが、モナコのガレージの狭さを考えると、エクストリームウエット、インターミディエイト、それに3種類のスリックタイヤを、それぞれ2台分、同時に準備するのは明らかに厳しい。知らされてから30秒で準備をするという部分で、伝達ミスが起きた。いつもだったら、まったく問題にならないことだ。レースエンジニアが2階に座っていなければならないモナコは、全チームにとって難しいチャレンジだ。ガレージに、どのタイヤがあるのかを見ることができない。けれども我々は今回のミスがどのようにして起きたかを十分に分析し、二度と起こらないようにする必要がある」


 リカルドはポールポジションからスタートし、レース序盤でトップを快走していた。しかし1回目のピットストップでリカルドがウエットからインターミディエイトに交換したときに、ハミルトンはコースが乾くまでウエットで走り続けることを選択。インターミディエイトを挟まずスリックへと変更した。このときリカルドは、まずハミルトンに先行を許している。スリックへの交換はリカルドがハミルトンよりも1周遅く、ピットストップに10秒以上の時間がかかった。それでもハミルトンのすぐ後ろでコースへ戻り、トップ奪還をかけてのバトルを演じた。


「遅れがあったにもかかわらず、隣り合わせで復帰した。ダニエルのインラップがどれほど速く、ルイスのアウトラップがどれほど遅かったかの証明だ。我々にできるのは、今日十分な務めを果たせなかったことをダニエルに謝罪するだけだ」



(Translation:Akane Kofuji)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




レース

9/20(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
9/21(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
9/22(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※シンガポールGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン331
2位ランド・ノリス279
3位シャルル・ルクレール245
4位オスカー・ピアストリ237
5位カルロス・サインツ190
6位ルイス・ハミルトン174
7位ジョージ・ラッセル155
8位セルジオ・ペレス144
9位フェルナンド・アロンソ62
10位ニコ・ヒュルケンベルグ24

チームランキング

※シンガポールGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム516
2位オラクル・レッドブル・レーシング475
3位スクーデリア・フェラーリ441
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム329
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム86
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム34
7位マネーグラム・ハースF1チーム31
8位ウイリアムズ・レーシング16
9位BWTアルピーヌF1チーム13
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第18戦シンガポールGP 9/22
第19戦アメリカGP 10/20
第20戦メキシコシティGP 10/27
第21戦サンパウロGP 11/3
第22戦ラスベガスGP 11/23
  • 最新刊
  • F1速報

    Rd15 オランダ&Rd16 イタリアGP号