ルノーのエース、フェルナンド・アロンソは、金曜日にモンテカルロで行われたFIAの表彰式において、2005年のフォーミュラ・ワン世界チャンピオンの栄冠を正式に授かった。
F1史上、最年少チャンピオンとなったアロンソは、ブラジルGPでタイトルを確定しており、今回の授賞式はオフィシャルな意味合いしか持たなかったが、素晴らしいシーズンの締めくくりのイベントとなった。最終的にアロンソは2位のキミ・ライコネンに21ポイントの差をつけてチャンピオンとなっている。
「僕に子供ができたら、ある日このトロフィーを見て子供たちに言うだろう、僕は世界チャンピオンだったんだよ、ってね。でもこれはチーム全体の作業の結果を僕が代表して受け取るものだ。でも夢が達成して嬉しい」とアロンソ。
「僕らはまさにこれを勝ち取るために戦ってきたんだ。そして実際に成し遂げられることができたことを誇りに感じている。ただこれはスタートラインとしたいと思っている。だって僕はまだ24歳だし、これからも何回もこのステージに上がりたいと思っているんだ。この賞を受け取るためにね。確かに今の時点では僕の野望は達成されたけど、でもまた新しいチャレンジを見つけなければならない。2006年はその意味では新たなチャレンジとなるだろう。このタイトルは僕に人生の中でもっとも重要なことはハッピーであることだと教えてくれた。今日、まさに僕はハッピーだ」
ルノーの代表、フラビオ・ブリアトーレは、チームを代表してコンストラクターズチャンピオンを受賞した。チームのパフォーマンスに敬意を表して、ルノーR25が、ステージ上に垂直に吊り下げられた。
「この賞は我々にとって非常に重要だ」とブリアトーレ。「ルノーが2002年にF1に復帰して以来、我々は徐々に改善を積み重ねてきた。そして我々の懸命な努力が最終的に実を結び、2つのチャンピオンシップを手にすることができた。私個人としてもとても喜ばしく思っているが、これはチーム全体に対しての表彰である。800人以上のスタッフが、たゆみない努力を続けてくれたのだ。また、多くのパートナーの皆さんたちも我々をサポートしてくれた。このトロフィーはそういったみんなのものだ」
この式典には、モナコのアルベルト王子、FIA会長マックス・モズレー、モータースポーツ界の代表者、世界の報道陣も出席した。また、WRCのエース、セバスチャン・ロウブや、WTCCチャンピオン、アンディ・プリオールら、国際格式のモータースポーツのチャンピオンも同様に表彰された。