初開催となるトルコGP最初の計時セッションは、マクラーレンのペドロ・デ・ラ・ロサが最速タイム。日本勢はBARホンダのジェンソン・バトンが5番手タイム、佐藤琢磨は9番手。トヨタ勢はリカルド・ゾンタが4番手、ラルフ・シューマッハーが12番手、ヤルノ・トゥルーリは13番手となった。
F1は短い夏休みを終えて、新たなる開催地であるイスタンブールを舞台に行われるトルコGPへ。ミナルディのサードドライバーはこのトルコではエンリコ・トカチェロが務める。トヨタのサードドライバーはリカルド・ゾンタ、ジョーダンはニコラス・キエーサ、レッドブルはビタントニオ・リウッツィ、マクラーレンはペドロ・デ・ラ・ロサが走行する。
天候は晴れ、気温29度、路面温度42度、湿度56%というコンディションでフリー走行1回目は開始された。新しいサーキットでも金曜日の光景は変わらず、セッション序盤はいつもと同じようにサードドライバーが走行を重ねる。新設されたイスタンブールF1サーキットで一番最初にフルラップ走行を行ったのはリカルド・ゾンタ。開始10分あたりに1分33秒753のタイムをマーク。その後はデ・ラ・ロサ、ゾンタ、リウッツィ、キエーサの4台が走行を重ねていきデ・ラ・ロサの1分28秒585がトップタイムとなった。
セッション中盤に入るとジョーダン、ルノー、マクラーレンの各2台もコースイン。速いところではキミ・ライコネンが1分29秒572、ファン-パブロ・モントーヤは30秒229のタイムをマークしていくが、僚友デ・ラ・ロサのタイムには届かず。対照的にデ・ラ・ロサは、その後も積極的に走行を重ねていき1分27秒882で自らのタイムを更新。唯一の27秒台をマークしていった。
セッション終盤近くになると、ジェンソン・バトン、佐藤琢磨、ミハエル・シューマッハー、ルーベンス・バリチェロ、ヤルノ・トゥルーリ、ラルフ・シューマッハーといったドライバーも徐々にコースへと向かったが、最後までデ・ラ・ロサのタイムを更新するマシンは現れず、そのままデ・ラ・ロサの1分27秒882がトップとなり、セッションは終了した。以下ライコネン、マーク・ウェーバー、ゾンタ、バトン、モントーヤ、フェルナンド・アロンソ、ミハエル・シューマッハーというトップ8だった。