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ドイツGP土曜午前はバトンが最速

2004年7月24日

 F1ドイツGPは土曜午前のフリー走行が行われ、昨日トラブルのためエンジン交換を行ったBARホンダのジェンソン・バトンがトップタイムをマーク。チームメイトの佐藤琢磨はクラッシュのためタイム計測を行えなかった。
 土曜日、朝9時からのフリー走行3回目のコンディションは、気温22度、路面温度26度、湿度82%。
昨夜ホッケンハイムは激しい雷雨に見舞われ、大気は一気に冷え込んだ。せっかくのラバーコーティングもすっかり洗い流されてしまった。
 また、今回からBARホンダが前輪の片側ロックを防止する目的で装着して来たFTTTS(フロント・タイヤ・トルクトランスファー・システム=前輪トルク分配装置)は、昨夜のうちに自主的に排除された。FIAの見解によれば同装置の作動にハイドローリック・システムを介しているが、同時に電子制御を使っており、これがブレーキを電子制御してはならないというテクニカル・レギュレーションに抵触する可能性がある、というもの。このFIAの見解をBARが受け入れざるを得なかった、ということらしい。
 迎えたフリー走行3回目は、開始16分にいきなり赤旗が出る。1コーナーでイン側縁石に乗り、固定パイロンにヒットしたジョーダンのジョルジョ・パンターノが破損したフロント・ウイングをノーズ下に咥え込んだままランオフエリアを突っ切り、バリアに小クラッシュ。パーツがコース上に散乱したため。前日、同じジョーダンのティモ・グロックがウイングを散乱させたのとまったく同じケースだ。
 9時25分にコースクリアとなるも、5分後に今度はミナルディのゾイト・バウムガルトナーがまったく同じパターンでコースオフ。こちらはピットに戻れたが、またも赤旗が掲示された。


 バウムガルトナーのコースオフから5分、再度コースクリア。その3分後、佐藤琢磨がターン12の出口でコントロールを失いスピン! グリーンを横切ってタイヤバリアにクラッシュ。前後輪にダメージを受け、走行不可能。マシンを降りてしまった。その後マクラーレンのデイビッド・クルサード、ミハエル・シューマッハーも同地点でコースを飛び出すが、スピンはしなかった。
 2度の赤旗があったが、定刻通りの9時45分にチェッカー。ミハエル・シューマッハーが1分15秒066でトップ。区間トップタイムはセクター1がライコネン、2がモントーヤ、3がシューマッハーという結果となった。フリー走行3回目の終了時の路面温度は28度だった。
 10時15分から定刻通り行われた土曜日2回目、フリー走行4のコンディションは気温23度、路面温度31度、湿度74%というコンディション。
 まずは開始15分、ミハエル・シューマッハーが快調なラップを重ね1分15秒フラットでトップに立つ。チームメイトのルーベンス・バリチェロが続く。しかしその3分後、ニューマシントヨタTF104Bを駆るオリビエ・パニスが初めて15秒台を切る1分14秒935でトップに浮上した。
 BARホンダ勢は、昨日エンジン交換を行ったバトンが順調に上位をキープ開始20分には燃料タンクの蓋が開くが自然に閉じて走行を続ける。問題は無さそうだ。この時点で、フリー走行3でクラッシュした佐藤琢磨はまだコースインしていない。パンターノも0周。
 トップのパニスのタイムは、セッションも半分あたりを過ぎたころに次々にブレイクされる。フェルナンド・アロンソ、キミ・ライコネンらが1分14秒台前半に入れる。マクラーレン勢はデイビッド・クルサードも2番手へ。
 終了5分前近くになると、各車次々タイムアップ。ファン−パブロ・モントーヤが13秒台に入る1分13秒976でトップに浮上するが、終了1分前にバトンが1分13秒676でモントーヤからトップを奪った。
 最終的にトップはバトンで、モントーヤ、クルサード、ライコネン、アロンソと続きトップ5はすべてミシュラン勢となった。この後にバリチェロ、インフィールドの左コーナーでハーフスピンを喫したシューマッハー。トヨタ勢はダ・マッタ、パニスが10、11番手となった。終了時のコンディションは気温23度、路面温度30度、湿度75%。結局佐藤琢磨とパンターノは1周も走らずじまいだった。




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