F速

  • 会員登録
  • ログイン

メルセデス、オーストリアGPの事件により「チームオーダー」の可能性に言及

2016年7月4日

 メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフは、F1オーストリアGPでの接触事故を受けて、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグにチームオーダーを採用するかどうか検討を迫られている。 


 わずか8週間前のF1スペインGPでも両者は接触し、悪夢は再び起きた。今回は結果的にロズベルグがフロントウイングにダメージを負い4位に後退、ハミルトンが優勝を果たした。


 さらにはレース後に審議対象となり、順位の変動はなかったもののロズベルグには10秒のタイムペナルティが加算され、フロントウイングが壊れた状態で走り続けたことによる戒告処分も受けている。


 トト・ウォルフは、このような事態を防ぐためにルールが必要だと感じているようだ。


「バルセロナでの事故については、それまで29レースの間、両者は接触していなかったから深刻なものだとは考えていなかった。『これは問題ない』と自分に言い聞かせてね。もう同じことは起こさないと彼らは学んだはずだと、少し甘い考えを持っていた。しかし再び事故が起きてしまった」


「解決策として、あらゆるオプションが考えられる。ひとつは、レースのある段階から順位を決めてしまうことだ。支持されないし、わたし自身も吐き気を催すだろう。我々はレースを見たいのだからね。だが、もし接触が起きないレースが不可能であれば、また同じことが起きるはずだ」


「すぐ決断する? まずは冷静になって考えなければいけない。この先、数日で解決させるつもりだ。彼らが何を言おうが、我々はレースチームとして判断を下す。接触を避けるための様々な選択肢がある」


 また、ハミルトンがロズベルグに仕掛けた際、ロズベルグのマシンはブレーキ・バイ・ワイヤにトラブルを抱えていたとされるが、それについてウォルフは非難していない。


「お互いが譲歩しなくてはいけない。2台そろってハードブレーキングを行ったことで、接触事故を起こした。もしかしたら、クラッシュして2台がリタイアという、我々にとっては悪夢のような結末を迎える可能性もあったんだ」


「ニコが故意にルイスに寄せた? いや、そういう問題ではないんだ。ニコはクルマにハンデを抱えていて、ブレーキを遅らせようとしていた。通常のラインではなかったかもしれないが、そこにルイスがアウトから並び、接触してしまったということだ。私はどちらのせいにもするつもりはない。ヒートアップしていたんだ。最終ラップの出来事だからね」


「いずれにしても、もう検証はしたくない。2台の接触は、もう見たくないんだ」



(Translation:Yuki Takayama)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています


レース

4/18(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
4/19(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
4/20(日) 決勝 26:00〜


ドライバーズランキング

※バーレーンGP終了時点
1位ランド・ノリス77
2位オスカー・ピアストリ74
3位マックス・フェルスタッペン69
4位ジョージ・ラッセル63
5位シャルル・ルクレール32
6位アンドレア・キミ・アントネッリ30
7位ルイス・ハミルトン25
8位アレクサンダー・アルボン18
9位エステバン・オコン14
10位ランス・ストロール10

チームランキング

※バーレーンGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム151
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム93
3位オラクル・レッドブル・レーシング71
4位スクーデリア・フェラーリHP57
5位マネーグラム・ハースF1チーム20
6位ウイリアムズ・レーシング19
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム10
8位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム7
9位BWTアルピーヌF1チーム6
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー6

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第5戦サウジアラビアGP 4/20
第6戦マイアミGP 5/4
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/18
第8戦モナコGP 5/25
第9戦スペインGP 6/1
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号