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ヒュルケンベルグの黄旗無視疑惑は「セーフ」 予選までのペナルティ状況

2016年7月3日

 ニコ・ヒュルケンベルグは、F1オーストリアGPのQ2での走行に関してスチュワードの審議対象となっていたが、ペナルティを免れた。ニコ・ロズベルグはギヤボックス交換で5グリッド降格となるため、決勝はヒュルケンベルグがフロントロウからスタートすることになる。


 ヒュルケンベルグはQ3終盤、路面がドライコンディションに変わるなか、最後のアタックで3番手タイムを叩き出した。しかし、Q2でトロロッソのカルロス・サインツJr.がエンジントラブルによりマシンを止めた際、イエローフラッグ下での減速の有無について審議となっていた。その後、審議の結果、減速していたことが認められ、晴れて決勝は2番グリッドにつくことになった。


 スチュワードの声明は以下のとおり。 


「ドライバーは、ダブルイエローフラッグが提示されたセクターで自己ベストタイムを記録していたが、テレメトリーはイエロー区間進入時から通過する際に明らかな減速を示していた」


 ヒュルケンベルグは「決勝は忙しくなるだろう。僕たちの後ろにいるのは速いクルマばかりだからね。プレッシャーを与えてくると思うけど、僕たちも遅くはないんだ。面白くなるだろうね」と、語っている。


 なおヒュルケンベルグと同様の理由でルノーのケビン・マグヌッセンに関してもペナルティは与えられなかったが、ルノーのジョリオン・パーマー、マノーのリオ・ハリアント、ザウバーのフェリペ・ナッセは、イエローフラッグ区間で減速をしなかったとして3グリッド降格のペナルティが科せられている。


 これにより、ナッセは最後尾なので影響はなかったものの、パーマーは18番手から20番手へ、ハリアントは19番手から21番手へと降格。スチュワードは、該当の3名について「テレメトリーではイエロー区間をフルスピードで通過しており、減速していなかった」としている。


 レギュレーションでは、ダブルイエローフラッグが提示された区間は、大幅な減速が必要とされる。スチュワードは「(サインツJr.がコース脇にマシンを止めていたのを確認することができたにも関わらず)ドライバーが、そうしなかった」と語り「ダブルイエローフラッグが提示された場合の減速について、理解の欠如がある」と懸念を示している。


 フリー走行1回目でバーチャルセーフティカー時のタイムを守らず審議となっていたマノーのパスカル・ウェーレインは戒告処分、同じくフリー走行1回目でコースアウトから復帰するときにダニエル・リカルドと接触しそうになったハリアントも戒告。ピットエントリーの白線を横切ったザウバーのマーカス・エリクソンも戒告を受けている。それぞれ戒告処分は、今季これが初めて。


 なお、ウイリイアムズのバルテリ・ボッタスは、フリー走行3回目において、コースアウト後に復帰した際、ハースのエステバン・グティエレスとレッドブルのダニエル・リカルドへの進路妨害が審議対象となっていたが、おとがめなしとなっている。


 またピットレーンでの速度違反により、それぞれチームに対して罰金が科せられている。


フリー走行1回目
フェリペ・ナッセ:ピットレーン速度違反(81.8km/h)により200ユーロの罰金


フリー走行2回目
キミ・ライコネン:ピットレーン速度違反(81.4km/h)により200ユーロの罰金


フリー走行3回目
ジェンソン・バトン:ピットレーン速度違反(83.7km/h)により400ユーロの罰金



(Translation:Yuki Takayama)


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