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「安全で低年齢化したF1」をハミルトンが嘆く

2016年6月29日

 ルイス・ハミルトンが、今のF1ドライバーたちは過度に危険を排除しようとすると批判、自分にとっては危険な要素こそが魅力であると述べた。


 今年F1を初めて開催したバクー・シティ・サーキットに関し、一部ドライバーたちがランオフエリアが狭いこと、ピットエントリーの構造などが安全面において問題であると懸念を示した。


 それに対してハミルトンは「それもレースのうち」であると批判的な発言を行っていた。


 週末にDaily Mailに掲載されたインタビューにおいて、ハミルトンはこの問題についてさらに一歩踏み込んだ発言を行った。


「それ(危険)があるからわくわくする。第一に危険なものであり、限界ぎりぎりなんだ。もちろんクラッシュしたり、大怪我をしたりというのはごめんだけど、それはスポーツの一部だ」とハミルトン。


「ドライバーミーティングで、路面の滑らかさが議題になることがある。普通の道路のようにスムーズであってほしいというんだ。彼らはバンプを感じたくはないし、ランオフエリアをできるだけ広くしたい」


「僕は彼らより少し考え方が古いのかもしれない。もちろん安全性向上に取り組むべきだし、F1は安全な場所であるべきだ。でも先週のバクーで、彼ら(他のドライバーたち)はピットレーンのエントリーを広げて、もっと楽にしようとしていた。『かなり高速だから危険だ』と言うんだ。僕は『全然危険じゃないのに』と心の中で思っていたよ。うまくやるのは簡単じゃなかったけど、レースとはそうあるべきだ」


「縁石を越えて人工芝に出て、また簡単にコースに復帰する。そんなことができないような昔のトラックを走りたい」とハミルトンは言う。


「今はコースをはみ出しても戻って来ることができる。だから若いドライバーがステップアップしやすくなっているんだ。恐さの対象が白線からウォールに置き換わっている場所がたくさんある」


「だからマックス・フェルスタッペンみたいな子どもがF1の世界に入ってくる。そしてコースを外れては戻ってくる。簡単なんだ」


 ハミルトンは、F1の危険について、コブラの前に座っているようなものという例えをし、そこから遠ざかりすぎてはいけないと主張した。


「僕は危険を尊重し、それに直面するのが好きなんだ」とハミルトン。


「コブラの前に座っているようなものだ。へたするとかまれる。接近すればするだけ、顔にかみつかれる可能性が高くなる。でも遠くに座っていれば、全く気にせずに好きなことができる」


「僕がまだ子どものころ、F1にはコブラがいた。すぐ近くにね。でも彼らがこういう形で物事を変えてきたことで、どんどん(コブラが)遠ざかっていっている」



(AUTOSPORTweb)


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