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新シャシーをクラッシュで失ったパーマー、スパナを握って埋め合わせ

2016年6月4日

 モナコGPをクラッシュで終えたジョリオン・パーマーは、次のカナダGPで新品のモノコックシャシーを使うことになるという。彼にとって今季3台目のシャシーだ。


 ウェット路面での7周にわたるセーフティーカーランを終えて、レースが開始された直後に、パーマーはスタート/フィニッシュライン付近でクラッシュした。破損したシャシーは、シーズン序盤からマシンの不自然な挙動に苦戦していた彼の悩みを解決すべく、前戦スペインに持ち込まれた新しいものだった。


 モナコでダメージを負ったシャシーをファクトリーに持ち帰って調べたところ、また新品のシャシーを投入する必要があることが判明したが、幸いにも次の新しいシャシーはすでに完成間近の状態になっていた。


「ジョリオンのアクシデントでシャシーが壊れたため、モントリオールでは新品のR.S.16-04シャシーを使うことになる」と、ルノーのテクニカルディレクター、ニック・チェスターは語った。


「彼のクルマはバリアに対して斜めに、かなり激しく突っ込み、シャシーのフロント部分が破損した。そして、ちょうど新しいモノコックを作っていたので、それを投入しようということになった。幸いなことに、4台目のシャシーはすでにほぼ完成した状態にあり、あとは燃料タンクを取り付けて配線をするだけで、カナダへ向けて送ることができた」


 パーマーはクラッシュしたことをチームに謝罪し、ファクトリーでマシンの組み立てを手伝ったという。
「モナコGPのあと、エンストンへ行ってシミュレーターの作業をした。そのときに、自分でスパナを握って、新しいシャシーの組み立てを手伝わせてもらったよ。サーキットだけでなく、エンストンやビリーでもハードワークが続けられていることに心から感謝しているし、モナコでクルマを壊してしまったことの埋め合わせをしたかったからね」


 パーマーには、次戦のカナダで、チームメイトのケビン・マグヌッセンがモナコで使ったのと同じアップグレード版のパワーユニットが与えられる。今年まだ一度もポイントを獲得していないパーマーとしては、これを機に調子を上げていきたいところだ。新型のパワーユニットは、ジル・ビルヌーブ・サーキットで1周あたり約0.5秒ものラップタイムゲインをもたらすと予想されている。


「次は新しいエンジンを使えるから、より高い競争力を発揮できるはずだ」と、パーマーは言う。
「モナコではもう少し良いレースがしたかったけど、いまは新しいエンジンを楽しみにしている。実際、新しいパワーユニットは(レッドブルのダニエル・リカルドがモナコで)ポールも獲っているくらいだから、うまく機能しているのは間違いない」


「モナコで明らかな効果が見られたのなら、カナダではもっとずっと大きな効果があるはずで、僕らも悪くない結果を期待できると思う」



(Translation:Kenji Mizugaki)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています


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