F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

GP topic:クビアト降格に対するロシアの反応「ショックを引きずらないことが大切」

2016年5月13日

 スペインGPに向けて、レッドブルが下したダニール・クビアトとマックス・フェルスタッペンの入れ替えは多くの人々に衝撃を与えた。特にクビアトの地元ロシアでは、レッドブルの決定に批判的な意見が噴出していると、ロシアでテレビのコメンテーターを務めるアレックス・ポポフは言う。


「私のツイッターには約18万人のフォロワーがいて、レッドブルの発表直後は多くのツイートが寄せられた。もちろん、ほとんどが『レッドブルの決定には納得いかない』というものだった」


 ファンが納得できないのは当たり前だ。クビアト自身でさえ「本当の理由は、わからない」と語っているのだから。


 クビアトに同情しているのはファンだけではなく、今回の決定に首を傾げるドライバーは多い。かつて2013年の1シーズン限りでマクラーレンを離脱することになった、セルジオ・ペレスもそのひとりだ。


「僕も似たような経験をしたから、わかるんだ。何かが悪い方向へ向かうと、過去どんなに良い成績を残していても忘れ去られて、突然みんなが自分から離れていくんだ。僕が思うに、クビアトは少なくとも今年の終わりまでレッドブルでレースする資格はあったと思う」


 今回の決定に感情的になる者がいる一方、クビアトに近い人間でも冷静に受け止めている者もいる。ロシア人ジャーナリストのオレグ・カルポフは次のように分析している。


「ロシアGPでのクラッシュが今回の決定の一因になっていると考えている人がいるかもしれないが、レッドブルも否定しているように私もそうとは信じていない。レッドブルはダニール(クビアト)を降格させたかったというより、マックス(フェルスタッペン)を昇格させたかったんだ」


 なぜ、このタイミングだったのか。カルポフは「フェルスタッペンがトロロッソにいる間に、他チームと契約してしまう恐れがあったためでは」と推測する。それについてはレッドブルのクリスチャン・ホーナーも認めている。


「今回の決定に際して、フェルスタッペンとの契約内容について変更があったどうかと問われれば、答えはイエスだ。今後、複数年の間マックスはレッドブルとともに仕事する」


 ただし、カルポフはクビアトにも再びレッドブルに復帰するチャンスは残されていると語る。


「もしマックスがレッドブルでダニエル・リカルドに歯が立たず、ダニールがトロロッソでサインツに対して“マックス以上の成績”を残せば、可能性はある。だから、今回の決定はショックだったかもしれないけれど、引きずらないことが大切。今年のトロロッソのマシンは、すごくいいからね」



(Text : Masahiro Owari)




レース

6/28(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
6/29(土) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/30(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン237
2位ランド・ノリス156
3位シャルル・ルクレール150
4位カルロス・サインツ135
5位セルジオ・ペレス118
6位オスカー・ピアストリ112
7位ジョージ・ラッセル111
8位ルイス・ハミルトン85
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング355
2位スクーデリア・フェラーリ291
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム268
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム196
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム30
7位マネーグラム・ハースF1チーム19
8位BWTアルピーヌF1チーム9
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第11戦オーストリアGP 6/30
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
第14戦ベルギーGP 7/28
第15戦オランダGP 8/25
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.6 第7戦エミリア・ロマーニャGP & 第8戦モナコGP & 第9戦カナダGP号