F速

  • 会員登録
  • ログイン

毒舌パドック裏話:一党独裁国へようこそ

2016年4月23日

 ちょっと毒舌なF1ジャーナリストがお届けするF1の裏話。第3戦中国GP編です。

-------------------

一党独裁国へようこそ
 中国のビザ手続きでトラブった時、頭の中でひそかに計算した。残念ながら上海行きをキャンセルしなければならなくなったら、航空券代はいくら戻って来るのかなぁと……。

「残念ながら」と言いつつ満面の笑みを浮かべていたことはここだけの秘密。遠出なんかせずにシルバーストンでWECを見るのもいいんじゃないか、と思ったわけだ。

 中国ビザを取得するための規則が今年変更になった。どうやってオーストラリアに入国したかを証明できない私に、領事館のスタッフは、かたくなに法的身分を証明するよう要求した。私が流刑用の船に乗っていたと疑っているかのような態度だった。にもかかわらず、なんとか必要な証明書を出したとたんに、申請はまだ受け付けられないと言い放つ始末。去年と手順が違うじゃないかと抗議する私に対し、「中華人民共和国に入国するための儀礼はしばしば変更されます」とあっさり言ってのけた。一党独裁国へようこそ、といったところか。

現場の声が届かない
XPB Images

 近頃、F1への不満があちこちで噴出しているが、そのほとんどが、F1を仕切っている人たちが現場の声を聴かないことに起因している。だがこういう問題はF1の世界に限ったことではない。たとえば航空会社の人間は、乗り継ぎ便を利用する乗客のことなどこれっぽっちも想像せずに航空券を売っているのだ。

 上海行きのチケットをじっくり見たのは出発の1日前。フランクフルトに到着してわずか1時間10分後に乗り継ぎ便が出発するというスケジュールになっていた。不安は的中、ロンドンの空港でフライトが遅れたため、フランクフルトのターミナルを全速力で移動しなければならなくなった。荷物をがらがら引きずりながらダッシュする私。手荷物のみだったのが救いだったが。
 ここで再び、東洋の真珠、上海に行くのを取りやめようかと思い始めた私だが、汗だくで息を切らして走った結果、ぎりぎりで間に合った。

…記事の続きは会員登録後閲覧できます。

※こちらの記事は一般&プレミアム会員専用のコンテンツとなります。
一般+プレミアム会員一括登録
※会員登録後、本文記事が表示されない場合、ページの更新をお試しください。

レース

4/18(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
4/19(土) フリー走行3回目 22:30〜23:30
予選 26:00〜
4/20(日) 決勝 26:00〜


ドライバーズランキング

※バーレーンGP終了時点
1位ランド・ノリス77
2位オスカー・ピアストリ74
3位マックス・フェルスタッペン69
4位ジョージ・ラッセル63
5位シャルル・ルクレール32
6位アンドレア・キミ・アントネッリ30
7位ルイス・ハミルトン25
8位アレクサンダー・アルボン18
9位エステバン・オコン14
10位ランス・ストロール10

チームランキング

※バーレーンGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム151
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム93
3位オラクル・レッドブル・レーシング71
4位スクーデリア・フェラーリHP57
5位マネーグラム・ハースF1チーム20
6位ウイリアムズ・レーシング19
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム10
8位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム7
9位BWTアルピーヌF1チーム6
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー6

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第5戦サウジアラビアGP 4/20
第6戦マイアミGP 5/4
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/18
第8戦モナコGP 5/25
第9戦スペインGP 6/1
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号