F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

今宮純によるオーストラリアGPドライバー採点&短評

2016年3月25日

 今宮純氏が独自の視点でドライバーを採点。週末を通して、22人のドライバーから「ベスト・イレブン」を選ぶ。レース結果だけにとらわれず、3日間コース上のプレーを重視して採点。なお、この企画の番外編として「チーム賞」をF1速報Facebookにて選出している。

------------------------------------------

☆ ジョリオン・パーマー
昨年13回のFP1経験があるが、ここメルボルンは初めて。デビュー戦の初日から焦らず、じっくり進めたアプローチは父ジョナサンのアドバイスだろう。終盤トロロッソ勢と入賞争い、久々の実戦ながら粘走11位。それにしても、またひとりF1界のPTA(?)父親参観が増えた。

☆☆ カルロス・サインツJr.
3つ違いの彼はマックス・フェルスタッペンより、ずっと大人。この年代で3歳の齢の差は大きい。カッカする相手をいなす態度、ぶつけられてもレーシングアクシデントと我慢。WRC王者の父の教育方針か。マックスの父は、かつて「ヨス・ザ・ボス」と呼ばれた熱い人。2年目のふたりには、これからコース上でDNAの違いがはっきりと出そう。

☆☆ フェリペ・マッサ
初め良ければ、マッサ良し。ベテランは今年も開幕予選でボッタスに先行、あまりテレビでの露出はなかったけれど、気がつけば5位に。それよりウイリアムズ・チームの進化はピットストップの改善だ。1位ボッタス2.35秒、3位マッサ2.72秒で「DHLピットストップ最速賞」1-3獲得(!)。

☆☆☆ ジェンソン・バトン
テスト段階ではMP4-31のオーバーステア傾向を気にしていたバトン。全セッションともアロンソと僅差タイム、彼なりに本番でセット対策できた。ソフトタイヤを選択、レース戦略を分けたのは悪くなかった。だが、アロンソ重大事故による赤旗が分岐点に。変えたばかりのソフトをスーパーソフトにチェンジした後半、その性能劣化が予測より進み、ミディアムヘ。一時は8位入賞圏内にいたものの周回遅れ14位ダウン、とはいえレース自己ベストタイム8位は最高位タイ(昨年から)。ここにマクラーレン・ホンダの進化を見出だす。

☆☆☆ キミ・ライコネン
いいスタートを切れたとき、ぐんぐん行くぞとライコネン。あざやかな1-2、フェラーリが開幕戦に決めるなんてミハエル・シューマッハー時代以来。2秒から2.5秒前後の間隔を保ち、2番手を周回する注意深さは、さすが。クリーンエアでタイヤをケアするためだ。ベッテルより3周長く引っ張り、チームプレーを遂行。いったん3位にまわるが、再びスーパーソフトでニコ・ロズベルグを追いまわし、ルイス・ハミルトンを抑え込むはずが、赤旗。再開後すぐにパワーユニットのトラブル(ターボユニット)で出火リタイア。2年連続の不運に、またヤケ酒?

☆☆☆ ルイス・ハミルトン
最多5回ポールポジションは、このコースを得意とする証明だ。ストップ&ゴーの1コーナー、3コーナー、9コーナーが抜群。全開で行くのが難しい5コーナーも攻めきりFP1からQ3まで完全最速。でも、スタートで大ホイールスピン。6番手から2位までの挽回戦で光ったのはミディアム最長41周走破のタイヤ・マネージメント。ロズベルグのほうは終盤変調をきたしていただけに、際立つ。



レース

11/1(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
11/3(日) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
11/3(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※サンパウロGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン393
2位ランド・ノリス331
3位シャルル・ルクレール307
4位オスカー・ピアストリ262
5位カルロス・サインツ244
6位ジョージ・ラッセル192
7位ルイス・ハミルトン190
8位セルジオ・ペレス151
9位フェルナンド・アロンソ62
10位ニコ・ヒュルケンベルグ31

チームランキング

※サンパウロGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム593
2位スクーデリア・フェラーリ557
3位オラクル・レッドブル・レーシング544
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム382
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム86
6位BWTアルピーヌF1チーム49
7位マネーグラム・ハースF1チーム46
8位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム44
9位ウイリアムズ・レーシング17
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/20
第20戦メキシコシティGP 10/27
第21戦サンパウロGP 11/3
第22戦ラスベガスGP 11/23
第23戦カタールGP 12/1
  • 最新刊
  • F1速報

    Rd17 アゼルバイジャン&Rd18 シンガポールGP号