F速

  • 会員登録
  • ログイン

新車分析/フェラーリSF16-H:プッシュロッド&ショートノーズ化、リヤの絞り込みに勝算はあるか

2016年2月20日

 技術ウォッチャーの世良耕太氏が、2月19日にオンラインで発表されたフェラーリの新車をチェック。2015年型との比較から、ニューマシンの狙いを探る。

__________

 クラッシュテスト要件との絡みだろうか、フェラーリはフロントにプルロッド式のサスペンションを採用しているがゆえ、2015年シーズン中にショートノーズに切り換えることは不可能だったと伝わる。真偽のほどは定かではないが、2016年のSF16-Hはプッシュロッドへの切り換えとショートノーズ化をセットで実施した(写真1枚目)。

 2015年の旧車(写真2枚目)と対比させてみると、上下サスペンションアームのレイアウトは大きく変わっていないものの、プルからプッシュへの切り換えにともなってロッドの角度が大きく変わっているのがわかる。また、先端の突起は邪魔だが、ショートノーズ化にともなってノーズ下に相応の空気の通り道が確保できていることが確認できる。

 新旧の車両を俯瞰してみよう(写真3枚目と4枚目)。ノーズが極端に短くなっているのが、よくわかる。それより目を引くのが、エンジンカウルの絞り込みだ。パワーユニットや冷却系の性能改善およびパッケージング面で、相当の進化があったことを窺わせる。フロア後端に向けた空気の流れが良くなっているように見える。狙いどおりなら、ディフューザーの機能が高まってダウンフォースが増大するはずだ。

 スタジオ撮影写真をよく見ると、メインのテールパイプの下部脇に、ウェイストゲート専用の小さなパイプを確認することができる。おそらくメインのパイプを挟んで左右対称に2本レイアウトしているのだろう。先に動画で公開したメルセデスAMG W07と同様のソリューションだ。

(世良耕太/Text : Kota Sera)


レース

7/4(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
7/5(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
7/6(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※イギリスGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ234
2位ランド・ノリス226
3位マックス・フェルスタッペン165
4位ジョージ・ラッセル147
5位シャルル・ルクレール119
6位ルイス・ハミルトン103
7位アンドレア・キミ・アントネッリ63
8位アレクサンダー・アルボン46
9位ニコ・ヒュルケンベルグ37
10位エステバン・オコン23

チームランキング

※イギリスGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム460
2位スクーデリア・フェラーリHP222
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム210
4位オラクル・レッドブル・レーシング172
5位ウイリアムズ・レーシング59
6位ステークF1チーム・キック・ザウバー41
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム36
8位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム36
9位マネーグラム・ハースF1チーム29
10位BWTアルピーヌF1チーム19

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第12戦イギリスGP 7/6
第13戦ベルギーGP 7/27
第14戦ハンガリーGP 8/3
第15戦オランダGP 8/31
第16戦イタリアGP 9/7
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号