F速

  • 会員登録
  • ログイン

“5秒速いF1”断念か。プラン根底から見直しも。タイヤに懸念

2016年1月12日

 F1上層部は2017年に5〜6秒ラップタイムが速いマシンを走らせるため、規則変更案を検討してきたが、ピレリの分析によって、これまでのプランが大幅に見直される可能性が出てきたとBBCが伝えた。

 ファンにとってより魅力的なF1を作り出すため、FIAは2017年に向けて今より圧倒的に速いマシンを走らせるというテーマを定めた。昨年FIAはチームに対し、それを実現する提案を募集、チーム側は協議を重ねてきた。

 BBCによると、昨年11月末の段階で以下の項目においてFIAとチームが合意していたという。
・ホイールの左右の間隔を1800mmから2000mmに広げる
・よりワイドなタイヤを装着
・フロントおよびリヤウイングの形状およびサイズを変更
・ボディワークの幅を広げ、アンダーフロアのデザインを変更することで空力ダウンフォースを増やす

 これらの変更によってダウンフォースは25〜60パーセント増えるものと推測されている。しかしピレリはチーム側に対し、2017年に予定されているサイズのタイヤでは、内圧を大幅に高めない限り10〜15パーセント以上のダウンフォース増大には対処できないと訴えたという。内圧を大幅に高めるとグリップが低下し、マシンパフォーマンス向上の妨げになる。またタイヤグリップが低下すると、ラップタイム向上を空力に頼らざるを得なくなり、オーバーテイクが今よりさらにしづらくなるとエンジニアやFIAが懸念している。

 ピレリの発言を受け、ダウンフォースを増やすための新規則パッケージのふたつの主要な項目、つまりアンダーフロアのデザイン変更とよりワイドなボディワークの導入を断念(タイヤの左右の間隔を広げ、フロントおよびリヤウイングのサイズと形状を変更し、タイヤの幅を広げるといった項目は残す)した場合、どういった影響があるのかを調査するよう、FIAはチームに指示したという。修正案で行けばラップタイムの向上は3秒程度にとどまるものと予想されている。
 FIAらは新たな規則案を2016年シーズンスタート前に定めることを目標にしているという。

 ピレリは、問題に対処するのが難しい理由のひとつとして、現在の規則でテストが十分できないことを挙げている。


レース

7/4(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
7/5(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
7/6(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※イギリスGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ234
2位ランド・ノリス226
3位マックス・フェルスタッペン165
4位ジョージ・ラッセル147
5位シャルル・ルクレール119
6位ルイス・ハミルトン103
7位アンドレア・キミ・アントネッリ63
8位アレクサンダー・アルボン46
9位ニコ・ヒュルケンベルグ37
10位エステバン・オコン23

チームランキング

※イギリスGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム460
2位スクーデリア・フェラーリHP222
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム210
4位オラクル・レッドブル・レーシング172
5位ウイリアムズ・レーシング59
6位ステークF1チーム・キック・ザウバー41
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム36
8位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム36
9位マネーグラム・ハースF1チーム29
10位BWTアルピーヌF1チーム19

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第12戦イギリスGP 7/6
第13戦ベルギーGP 7/27
第14戦ハンガリーGP 8/3
第15戦オランダGP 8/31
第16戦イタリアGP 9/7
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号