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アストンマーティンのニューウェイ、パワーユニットの苦しい状況を明かす「バッテリーは2基のみ。決勝に出られると断言できない」

2026年3月6日

 アストンマーティンF1チーム代表兼マネージングテクニカルパートナーのエイドリアン・ニューウェイは、2026年F1開幕戦オーストラリアGP金曜日に、パワーユニット(PU)に関して非常に苦しい状況であることを明かした。現時点で、チームはバッテリーを、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールのそれぞれのマシンに搭載している合計2基しか有しておらず、スペアがないため、故障すればレースに出場できないのだという。

 プレシーズンテストでは、振動によりバッテリーがダメージを受けるという問題が明らかになり、ホンダとアストンマーティンが協力のもと、解決のために取り組んでいる。しかし、オーストラリアFP1では、アロンソはパワーユニット関連と思われる問題により、コースに出ることができず、ストロールは3周した後、同様にパワーユニット関連と思われる問題に直面し、走行を取りやめた。FP2では両者ともに周回を重ね、アロンソは18周で20番手、ストロールは13周で21番手という結果で初日を締めくくった。

フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
2026年F1第1戦オーストラリアGP FP2で走行するフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)

 FP2の前に行われたFIA公式記者会見に出席したニューウェイは、この日の問題に関して、次のように説明した。


「バッテリーに関して継続的な問題を抱えている。新たに発生した問題として、バッテリーとそのマネジメントシステムとの内部通信に不具合が生じている。しかし、より根本的な問題は、依然として悩まされている振動の問題だ」


「バッテリーが不足している。残っているのは2基だけで、それは現在マシンに搭載されている2基だ。もしそのうち1基を失えば、明らかに深刻な事態になる。したがって、バッテリーの使い方には細心の注意を払わなければならない」


 オーストラリアの予選や決勝に出場できない可能性はあるのか、という質問に対し、ニューウェイは、稼働可能なバッテリーが2基しかなく、予備が存在しないため、出場できるとは言い切れない状況であると答えた。


「最大の問題はバッテリーの数だ。先ほども述べたように、我々はここに4基のバッテリーを持ち込んだ。しかしそのうち2基にコンディショニングの問題、あるいは通信の問題が発生している。つまり現時点で稼働可能なのは2基だけだ。我々のこれまでのバッテリー損傷の頻度を考えると、これはかなり恐ろしい状況だ。もちろん我々としては、この週末を乗り切り、2台のマシンをスタートさせたいと願っているが、現時点ではそれについて断定的なことを言うのは非常に難しい」


 バッテリーを追加で取り寄せる可能性については「残念ながらそれはできない。そもそも予備が存在しない」とニューウェイは述べている。

2026年F1第1戦オーストラリアGP 金曜記者会見に出席したエイドリアン・ニューウェイ(アストンマーティンF1チーム代表)

 ニューウェイは、問題解決後には、ICE(内燃エンジン)のパフォーマンスを向上させる必要があるとも指摘した。


「現実的に言えば、このシーズンはまず第一に、先ほど述べた振動問題を解決し、信頼性を確保して安定して走行できる状態にすることが重要になる。そのうえで、特に内燃エンジンの性能をどこまで引き上げられるかを見ることになる。同時に、ホンダは2027年用エンジンの開発にも取り組み始める必要がある。2027年には内燃エンジンの出力を大幅に向上させる必要があるのは明らかであり、それが彼らにとって唯一の焦点になるべきだ」



(autosport web)


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