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2025年は「だいぶF1という世界に慣れた」1年に。FP1には5回参加、一番よかったのは「鈴鹿」と平川亮/F1インタビュー
2025年12月16日
2025年F1第24戦アブダビGPのフリー走行1回目に、マネーグラム・ハースF1チームからリザーブドライバーの平川亮が参加した。平川がフリー走行でハースのマシンのステアリングを握ったのはこれが4回目だが、アルピーヌに所属していた際に第3戦日本GPでフリー走行に参加したのを含めると、通算では5回目になる。走行後、平川は1年前に初めてフリー走行を走った時との比較や、レギュラードライバーになるための課題などについて語った。
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──1年ぶりのアブダビですね?
平川亮(以下、平川):「そうですね、1年前の金曜日は違うチームで走りました。その後ポストシーズンテストも走っていたので、(コースに対する)経験はあり、前回FP1を走ったメキシコシティGPとは違って、余裕を持ってセッションをスタートできたかなと思います。セッション中のクルマのバランス変化もよくわかりましたし、クルマの改善点など、いいフィードバックができたと思います」

──無線でバウンシングを訴えていましたが、どんな感じだったのですか?
平川:「低速コーナー、特にシケインで酷かったです。今回、2台でセットアップが違っていて、僕の方のセットアップが原因ではないかと、セッション後に話し合っていました。バウンシングを消すには足回りを軟らかくしたり、車高を上げたりするので、FP2へ向けてどうするのかを話し合っていました」
──昨年はコンストラクターズ選手権のタイトルを賭けて臨むマクラーレンの一員としてプレッシャーがあったと思いますが、今年のハースもコンストラクターズ選手権7〜9位争いをアストンマーティン、キック・ザウバーと繰り広げていました。プレッシャーはありましたか?
平川:「去年のアブダビGPのFP1は、初めてのF1公式セッションだったので、何もわからない状態でした。今年はアブダビGP前までにFP1だけで4回走り、そのほかにTPC(Testing of Previous Cars/2年落ちのマシンでのテスト)もやっていたので、経験もあり、準備という面でも万全でした。だから、去年よりもクルマの限界を引き出せる走りができたと思います」

──アブダビGP開幕前に、角田裕毅(レッドブル)選手が2026年のシートを失うというニュースがレッドブルから発表され、日本のファンは大きく落胆しています。そのニュースを平川選手はどのように受け止めていますか?
平川:「アブダビGP開幕前には、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)が2026年からハースのタイトルスポンサーになるというニュースもありました。自分もそこに関わっている一員なので、(F1のシート獲得の)チャンスは増えるのかなと思っています。でも、結局は最後は自分のパフォーマンス次第。F1ですから、簡単ではないこともわかっていますが、いまのところステップ・バイ・ステップで課題はクリアしてきているので、(F1のシートに)確実に近づいていると思っています」
──さらにフジテレビがF1の日本国内における独占オールライツ契約を締結し、国内における放送および配信に関する権利を独占したというニュースも入ってきました。11年ぶりに地上波での放送も復活するそうですが、それについてどんな感想がありますか?
平川:「僕も地上波でF1を見て育った世代。F1が身近な存在になることは、とてもいいニュースとして受け止めています。そのF1に最も近いところにいるので、これからも頑張りたいと思います」
──レギュラードライバーになるための課題は何ですか?
平川:「最終的にはチームが僕を選んでくれるかどうかだと思います。チームに僕を起用しようと思ってもらうために、僕にできることはFP1でしっかりと仕事をすることです」
──2026年に向けては?
平川:「まだ発表はしていないので(12月5日時点)」
──1年を振り返って、どうでしたか?
平川:「だいぶF1という世界に慣れたかなと思います。昨年は、テレビで見てきた人たちと一緒に走るので多少気を使いましたが、今回はそんなこともありませんでした。今シーズンは別のチーム(アルピーヌ/日本GP)も含めて5回、FP1を走りましたが、最後はいい形でまとめられたと思います。チャンスを与えくれたハースには感謝しています。一番よかったFP1は(チームメイトのピエール・ガスリーを上回った)鈴鹿です。アブダビGPはその次によかったセッションだったと思います」



(Text : Masahiro Owari)
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| 12/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
| フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
| 12/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 12/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | ランド・ノリス | 423 |
| 2位 | マックス・フェルスタッペン | 421 |
| 3位 | オスカー・ピアストリ | 410 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 319 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 242 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 156 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 150 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | カルロス・サインツ | 64 |
| 10位 | フェルナンド・アロンソ | 56 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 833 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 469 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 451 |
| 4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 398 |
| 5位 | アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング | 137 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 92 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 89 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 79 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 70 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |
| 第24戦 | アブダビGP | 12/7 |


