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フェラーリ、予選が響き8位&9位。チームオーダー遂行も失敗。順位戻せなかったハミルトン「判断ミスをシャルルに謝罪」
2025年9月23日
2025年F1アゼルバイジャンGP決勝で、フェラーリのルイス・ハミルトンは8位、シャルル・ルクレールは9位という結果だった。フェラーリはわずか6ポイントの獲得にとどまったが、メルセデスは30ポイントを得点したため、コンストラクターズ選手権の順位が入れ替わり、フェラーリは3位に落ちる結果となった。
予選でQ2敗退となったハミルトンは、ハードタイヤで12番グリッドからスタート。1周目に10番手に上がり、8周目にはアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)をかわして9番手に。予選Q3でクラッシュしたルクレールは、10番グリッドからミディアムタイヤでスタート、ランド・ノリス(マクラーレン)を抜いて、5周目には5番手につけた。
しばらくはルクレール、ノリス、ハミルトンが接近して走っていたが、ハミルトンがミスをしてタイムを失い、グループから外れることになった。ルクレールは19周目にピットイン。セカンドスティントでは、リアム・ローソン(レーシングブルズ)に引っ掛かり、抜くことができなかった。このころ、ルクレールはパワーユニット(PU)関係の小さなトラブルを抱えていたという。
ハミルトンは36周目、ノリスは37周目にタイヤ交換を行った。その結果、ルクレール7番手、ノリス8番手、ハミルトン9番手という位置関係になった。
ルクレールは40周目にノリスに抜かれて8番手に。フェラーリは、その時点でペースが優っていたハミルトンを前に出して、前方を追いかけさせようとした。ハミルトンは、5番手を走るリアム・ローソン(レーシングブルズ)、角田裕毅(レッドブル)、ノリスから成るDRSトレインに追いつき、チャンスをうかがったが、追い越しはできなかった。
そのため、フェラーリは最終ラップで、ハミルトンに対し、2秒弱後ろにいたルクレールにメインストレートでポジションを返すよう指示。ハミルトンはフィニッシュラインを前にペースを落としたが、ルクレールは前に出ることができず、0.464秒前でハミルトンがチェッカーを受けた。
チームは、このポジション入れ替えについて、次のように説明した。
「残り10周となったところで、ノリスが当時8番手を走っていたシャルルをオーバーテイク。その時点でルイスとシャルルはポジションを入れ替えた。ルイスのタイヤの方が新しく、ノリスを追う余地があったためである。しかし彼は仕掛けることができず、チームとしては最終ラップに再度ポジションを戻す計画だったが、最終的には時間が足りず、そのままチェッカーフラッグを受けた」

■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=8位(51周/51周)
12番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム
「望んでいた結果ではなく、もちろんがっかりしている。今日は(土曜日より)マシンの感触が良く、バランスもかなり改善されていたが、前方のグループはペースが強力で、追いつくのが難しかった」
「予選は常に鍵であり、今週末は最大限の結果を出すことができなかった。予選でのセットアップ選択や実行が理想的ではなく、本来の位置よりも後方からのスタートになってしまった。8位や9位を争うことは、本来僕たちが持っていたポテンシャルを反映していない。すべてが噛み合っていれば、もっと上を狙えたはずだ」
「今後数週間は予選パフォーマンスの改善に集中する。チームとピットクルーが今日も素晴らしい働きをしてくれたことに感謝している。態勢を立て直し、シンガポールでより強くなって戻ってくる」
(最後にルクレールにポジションを返せなかったことについて『Sky Sports F1』に対して語り)「あの時点(最初のポジション交換の時)では僕の方が速かったため、シャルルは快く僕を先に行かせてくれた。最後のチームからの(ポジションを返すようにという)メッセージを受け取ったのは、とても遅いタイミングだった。僕は前のマシンに集中していて、実際には0.0001%くらいの可能性しかなかったが、それでも抜けるかもしれないと希望を持っていた」
「(ルクレールを前に出すために)ストレートでスロットルを戻し、ブレーキも踏んだのだが、彼は0.4秒ほど間に合わなかった。完全に僕の判断ミスだった。シャルルに謝罪するつもりだ。結局のところ8位と9位にすぎないが」

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=9位(51周/51周)
10番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「今日は、ハードタイヤでスタートしたマシンとミディアムでスタートしたマシンが混在しており、重要なのは正しい戦略で戦うことだった。ポジションを上げるために、自分と同じタイヤを履いたより速いグループのなかに身を置くことが一番重要だった」
「セカンドスティントの大半をリアムの後ろで過ごした。戦略が異なり、その時、彼はミディアム、僕はハードで走っており、彼をオーバーテイクすることができなかった」
「さらに、PUに小さな問題があり、数周の間、ペースに影響が出た」
「結局のところ、レースに最も大きな影響を与えたのは昨日の予選結果だ。僕がQ3でミスをしたため、10番手スタートになった。レースで8位や9位を目指すことは僕の目標ではなく、争いたいポジションでもない。リセットし、次のレースには、より強くなって戻らなければならない」
「今回はバクーでの過去のグランプリと比べて気温が最も低く、そのためタイヤの扱いに影響が出てパフォーマンスに響いた。気温が高ければ状況は改善するはずなので、シンガポールではもっと良い状態になれることを期待している」
「最後に、ウイリアムズでの初表彰台を獲得したカルロス(・サインツ)に祝福を送りたい。彼は素晴らしい週末を過ごしたし、僕としてもうれしく思う」
(最後にポジションが返されなかったことについて『Sky Sports F1』に対して語り)「正直言って、8位か9位かは大きな話題にはならないし、あまり気にしていない。ただ、こうした順位交換のときにどうするかは僕たちの間で決めていることであり、一般的なルールもある」
「今回はそうならなかった。でも構わない。8位になったからといって特別にうれしいわけではないから、気にはしていない」
(レース直後にメディアの取材において語り)「僕たちには守るべきルールがあり、今日はそのルールが守られなかったかもしれない。8位か9位よりもっと上位を争っているときには、違った形の対応を望む」

(autosport web)
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9/19(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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9/20(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/21(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 324 |
2位 | ランド・ノリス | 299 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 255 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 212 |
5位 | シャルル・ルクレール | 165 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 121 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 78 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 70 |
9位 | アイザック・ハジャー | 39 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 623 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 290 |
3位 | スクーデリア・フェラーリHP | 286 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 272 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 101 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 72 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 62 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 55 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 44 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9/21 |
第18戦 | シンガポールGP | 10/5 |
第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |

