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アロンソのサスペンション損傷は砂利が原因「低レベルの継続的な負荷によりパーツが故障」とチームが発表

2025年9月18日

 アストンマーティンは、F1第16戦イタリアGPでフェルナンド・アロンソがリタイアを喫したのは、外部の要因によるものだと考えている。チームの声明によると、レース開始直後に他車が飛ばした砂利がAMR25の右フロントサスペンションに詰まり、サスペンションに砂利があったがために生じた余分な振動が、故障につながったという。


 ベテランのアロンソは、イタリアGPの予選で9番手となり、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)のペナルティに伴い8番手からレースをスタートした。アロンソは1周目に新人のアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)と、ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)を追い抜くことに成功。しかし、ボルトレートは2周目に師匠であるアロンソを抜き返し、後方にはグリッド降格ペナルティから挽回中だったハミルトンが近づいた。その後ハミルトンがボルトレートを追い抜くと、アロンソはトップスピードが足りずにボルトレートの後ろに留まることになってしまった。

ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)とフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
2025年F1第16戦イタリアGP ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)とフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)

 20周目までその状態が続いたが、アロンソはその周回でバリアンテ・アスカリ出口の縁石をすべて利用した際に、右フロントサスペンションの損傷を感じ、リタイアするためにゆっくりとピットへ向かった。この縁石はサスペンションに負担をかけないことから、何か異常なことが起きたのではないかとすぐに疑いが持たれた。その後の徹底的な分析の結果、故障の原因は砂利だったという結論に至った。

 アストンマーティンは、「チームはレース1周目にフェルナンドのマシンの複数箇所に砂利が当たり、サスペンションも損傷したことを確認した」と発表した。この故障はアストンマーティンにとって予想外のことだったという。


「チームは損傷を認識していなかった。低レベルの継続的な負荷により、最終的にパーツが故障した」


 このリタイアにより、アロンソにとってシーズン中盤から続いていた好成績に終止符が打たれた。アロンソは、非常に低調なシーズン序盤を経て、イタリアGPまでの7戦のうち6戦でポイントを獲得していた。アロンソはシーズン開幕からの8戦で無得点という不運な結果を残したが、その後2025年の初めてのポイントをホームグランプリでようやく獲得した。それ以来、このアロンソはベルギーGPを除く全レースを完走し、コンストラクターズ選手権の5位争いでアストンマーティンがウイリアムズと戦うのに貢献している。



(Text : Grandprix.com / Translation:AKARAG)


レース

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