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メルセデス、ラッセルとアントネッリの布陣崩さず。チーム代表が2026年の継続起用を認める
2025年9月2日
メルセデスF1チームを率いるトト・ウォルフ代表は、8月末に行われたオランダGPの終了後に、ジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリが来季2026年もメルセデスでレースを続けることをほぼ認めた。
チームのエースであるラッセルとの交渉が半年以上も長引いているという事実に加え、新人のアントネッリが最近連続してミスを犯していることから、一部の観察筋はウォルフがドライバーマーケットで代わりの候補者を探しているのではないかと疑ってきた。しかし、オランダGPの後にウォルフはそれらのうわさをすべて打ち消し、「(来シーズンも)ドライバーは同じままだ」と明言したうえで、「契約更新については正式な発表を行う必要すらないだろう」とつけ加えた。
アントネッリにとって、ザントフォールトでの週末は今シーズンを総括する好例となった。このイタリア人ドライバーは、FP1序盤に不必要なコースオフを喫したものの、その後見事なリカバリーを見せ、日曜日には上位争いに加わった。しかし、アントネッリはピットストップ直後にルクレールのフェラーリの左リヤに接触したため、そうした進歩はすべて無に帰することとなり、彼は必然的にペナルティを科されてポイント圏外に落ちてしまった。

ウォルフは、そんなアントネッリを擁護する。「昨年モンツァで彼にチャンスを与えると明言したとき、我々は彼に1年間の学習期間を与えるとも言った。その後、髪をかきむしるような瞬間もあれば、素晴らしい活躍の瞬間もあっただろう。そうしたことは、この週末がほぼ総括していると思う」とウォルフは述べた。
「明らかに、FP1でのミスによって週末全体を通して劣勢に立たされた。だが、レースでは素晴らしいドライビングの瞬間があった。彼にはフリーエアがあり、最速のマクラーレンの後ろにいて追いついたが、その後また事故に巻き込まれた。残念ながら、それはシャルル・ルクレール(フェラーリ)のレースとキミ(・アントネッリ)のレースの終わりを意味した」と振り返った。
それでもウォルフは、次のように主張した。「当然ながら我々は、彼が積極的に動くことを望んでいる。多くの浮き沈みがあったが、私は間違いなくこのシーズンを予期していたし、そうした日々の一日一日が来年のための学びになるだろう」
「我々はコンストラクターズ選手権を争っていない。もちろん、ランキング2位と3位が懸かっているが、ポイント獲得が重要になる来年に比べれば、これはそれほど重要ではないんだ」
2026年を見据えたメルセデスのチーム代表は、ラインアップに驚きはないだろうと述べ、「我々はこのような考えのもとでレースを戦っている。だから、大きなニュースはないだろうとつねに言ってきた。もちろん我々は、ふたりと続けていく」と断言した。
さらに、ウォルフは契約締結がほぼ完了したことを明かした。「モンツァで発表があるだろうか? いいや、大きな発表は行ないだろう。ただ我々が契約に署名したことを知らせる程度のものだ」

(Text:GrandPrix.com / Translation : AKARAG)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 324 |
2位 | ランド・ノリス | 293 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 230 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 194 |
5位 | シャルル・ルクレール | 163 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 117 |
7位 | アレクサンダー・アルボン | 70 |
8位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 66 |
9位 | アイザック・ハジャー | 38 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 617 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 280 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 260 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 86 |
6位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 62 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 61 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 55 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 44 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第16戦 | イタリアGP | 9/7 |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9/21 |
第18戦 | シンガポールGP | 10/5 |
第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |

