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マクラーレン代表、ピアストリよりノリスを優先する意図はなかったと説明「1ストップで勝てるとは思わなかった」
2025年8月6日
F1ハンガリーGPでマクラーレンのランド・ノリスが優勝することを可能にしたのは、1ストップ戦略だった。それはノリスが自身が認めたように、「少なくとも2位を狙うための唯一のチャンス」を追求する計画だった。ノリスはスタート直後の最初のいくつかのコーナーで失敗し、ジョージ・ラッセル(メルセデス)とフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)の後ろの5番手にまで順位を落としてしまったからである。
その後、ノリスはポジションを取り戻したものの、チームメイトのオスカー・ピアストリおよびレースリーダーのシャルル・ルクレール(フェラーリ)を同じ戦略で追い越して勝つだけのペースは自分にはないと分かっていたため、代替戦略を採らざるを得なかった。

マクラーレンのチーム代表アンドレア・ステラは、ハンガリーGP終了後に、ふたりの戦略について説明した。
「我々の今日の基本戦略は2ストップだった。1ストップが可能だとは必ずしも思っていなかった」
ノリスと彼のエンジニアであるウィル・ジョセフが1ストップ戦略でのギャンブルに出ることを決めた際、マクラーレンはピアストリの2ストップ戦略を最適化することにした。ルクレールをコース上で追い越し、レース終盤にはノリスをとらえるのに十分なタイヤライフを確保しようとしたのだ。
「オスカーには、確実な2ストップ戦略を採らせようとした」とステラは言う。
「最初のピットストップでルクレールの前に出ることを狙ったが、それはうまくいかなかった。その後、第2スティントを延ばしてタイヤに差をつけ、ルクレールを追い越すために必要なコンマ数秒を得ようとした。これについてはうまくいった」

ピアストリは無線で「ルクレールのことなどどうでもいい。今はランドに勝つことだけが重要だ」と公然と語っていた。
しかしチームとしては「ランドの第1スティントを延ばした時点では、1ストップが可能だとは思っていなかった」とステラは言う。
「ランドには称賛を贈るべきである。彼は、比較的消耗したタイヤで、非常に強力なセクタータイムとラップタイムを刻むことに成功したのだ」
それがマクラーレンのピットウォールにとって状況を変えることとなった。
「第1スティントを進めていくうちに、1ストップで勝負をすることが現実味を帯び始めていると、確信した。レースに入る時点では、1ストップと2ストップのどちらを選んでも同じだとは考えていなかった。今日の支配的な戦略は2ストップだと思っていたのだ」
ピアストリが早いタイミングで最初のピットストップを行い、2回目のピットストップをルクレールの5周後の45周目に行ったことについて、ステラは次のように語った。
「第1スティントでは彼のタイヤが早い段階からだめになり始めていた。アンダーカットの威力がどれほどあるのかは明確ではなかったが、試す価値はあった。タイヤの挙動が良くないときにスティントを延長することは、必ずしも良い結果につながるとは限らない。だから、我々は最初にピットインして、ルクレールを追い越すことを狙った」
「レース中盤に2度目のチャンスがあると分かっていたし、その時点では、ランドの1ストップに可能性があるとは思っていなかった。その選択肢があると分かったのは、ランドをステイアウトさせ、彼が競争力のあるラップタイムを出せる状態であることが分かってからのことだ」

(Text : GrandPrix.com)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 284 |
2位 | ランド・ノリス | 275 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 187 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 172 |
5位 | シャルル・ルクレール | 151 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 109 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 64 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 54 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
10位 | エステバン・オコン | 27 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 559 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 260 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 236 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 194 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 70 |
6位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 52 |
7位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 51 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 45 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 35 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

