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2026年はレッドブル残留か。フェルスタッペン陣営は“ノーリスク・ハイリターン”な移籍を待つ可能性も/F1 Topic

2025年7月25日

 2025年F1第12戦イギリスGPから過熱し始めたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のメルセデス移籍報道は、イギリスGP直後にクリスチャン・ホーナー代表が電撃解任されるとピークに達し、イギリスGPと第13戦ベルギーGPの間の2週間の休暇中、フェルスタッペンが訪れたイタリアのサルディーニャ島にメルセデスのトト・ウォルフ代表がいて、密会していたという噂がSNSで広まったことで、ほぼ確定かと思われた。


 しかし、投稿された画像は偽物だったことが後日判明。そこから、報道は一気に沈静化。ベルギーGP前日にレッドブルが開いた記者会見でフェルスタッペンが、「正直言って、そんな噂はどうでもいい。僕は家族や友人と一緒にバカンスを過ごしていただけ。たまたま同じ場所にトトがいただけの話。そもそも、島にいたのは僕とトトだけじゃないしね」と噂を否定したことで、一転残留へ傾いている。

F1 Topic
2025年F1第13戦ベルギーGP 記者会見に出席したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)

 なぜフェルスタッペンは弱体化していくレッドブルに留まるのか。考えられる要因は、2026年問題と契約とのバランスだ。


 2026年にどのチームがアドバンテージを握るのかは誰にもわからない。そのため、このタイミングで移籍するのは得策ではない。一部では1年間サバティカルをとるのではないかと噂されたが、これは本人が明確に否定した。また、アストンマーティンのアンディ・コーウェル代表も現状のラインアップを維持することを明らかにしたことで、アストンマーティン移籍もなくなった。


 そうなると、レッドブル残留かメルセデス移籍かの2択になる。一見、メルセデス移籍が有力に見えるが、フェルスタッペン陣営は、そこにもリスクがあることを懸念している。というのも、メルセデスが2026年に100%アドバンテージを握るという保証はどこにもないからだ。にもかかわらず、フェルスタッペンが移籍する場合、少なくともメルセデスは3年以上の長期契約を希望すると考えられ、これがフェルスタッペン陣営にとってリスクとなる。


 その点、レッドブル残留のリスクは2026年だけしかない。もし、レッドブルが2026年に低迷すれば、フェルスタッペンは契約解除条項を発動して2027年に自由に移籍できる。しかも、その場合、どのチームがアドバンテージを握っているかを確認した上で移籍できるというメリットがある。つまり、ノーリスク・ハイリターンなのである。


 これが、フェルスタッペンがレッドブルに残留する理由だと考えられる。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2025年F1第13戦ベルギーGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)


(Text : Masahiro Owari)


レース

7/25(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
7/26(土) スプリント 19:00〜20:00
予選 23:00〜
7/27(日) 決勝 22:00〜


ドライバーズランキング

※イギリスGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ234
2位ランド・ノリス226
3位マックス・フェルスタッペン165
4位ジョージ・ラッセル147
5位シャルル・ルクレール119
6位ルイス・ハミルトン103
7位アンドレア・キミ・アントネッリ63
8位アレクサンダー・アルボン46
9位ニコ・ヒュルケンベルグ37
10位エステバン・オコン23

チームランキング

※イギリスGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム460
2位スクーデリア・フェラーリHP222
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム210
4位オラクル・レッドブル・レーシング172
5位ウイリアムズ・レーシング59
6位ステークF1チーム・キック・ザウバー41
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム36
8位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム36
9位マネーグラム・ハースF1チーム29
10位BWTアルピーヌF1チーム19

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第13戦ベルギーGP 7/27
第14戦ハンガリーGP 8/3
第15戦オランダGP 8/31
第16戦イタリアGP 9/7
第17戦アゼルバイジャンGP 9/21
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