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通常とは異なる順序の発表は何を示すのか。違和感を覚えたレッドブル代表交代劇/F1 Topic

2025年7月10日

 少しばかり、違和感を覚えるレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表を巡る交代劇だった。

F1 Topic
2025年F1第12戦イギリスGP グリッドでHRCの渡辺康治社長(写真左)、ホンダの三部敏宏社長(写真中央)と談笑するクリスチャン・ホーナー代表(写真右)。結果的にこれがレッドブル代表としての最後のレースとなった

 第一報は、レーシングブルズから送られてきた「ローラン・メキースがレッドブル・レーシングの指揮を執ることになりました」というタイトル名のメールだった。

「ローラン・メキースがレッドブル・レーシングのCEOの職務を直ちに引き継ぐことになる。この人事異動に伴い、現在レーシング・ディレクターを務めるアラン・パーメインが、レーシングブルズのチーム代表に昇進する」


 通常、こうした人事は、まず辞めるほうの人間を先に発表し、その後に後任を発表するというのが、暗黙のルールとなっている。今回の場合、レッドブルがまずホーナーの退任を発表。それからレーシングブルズがメキースの移動を発表するというのが通常のやり方だ。


 ところが、今回はレーシングブルズが先に発表。これによりホーナーの退任が明るみになった。その後もしばらくレッドブルは沈黙を続け、代わりにレッドブルのコーポレート・プロジェクト・アンド・インベストメンツCEOを務めるオリバー・ミンツラフが、以下のような声明を発表した。

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2025年F1第11戦オーストリアGP グリッドでレーシングブルズのピーター・バイエルCEOと話すオリバー・ミンツラフCEO

「クリスチャン・ホーナー代表の過去20年間にわたる卓越した貢献に感謝する。彼の尽きることのない情熱、経験、専門知識、そして革新的な思考により、レッドブル・レーシングはF1で最も成功するチームとなった。我々が魅力的なチームのひとつとして確立する上で、彼は不可欠な役割を果たしてきた。クリスチャンのすべてに感謝する。あなたは永遠に私たちのチームの歴史の一部として残る」


 レッドブルがSNSを通して、ホーナー離脱を発表したのは、その後だった。


 このややギクシャクした発表は何を暗示しているのか。ホーナーは自ら退任したのか。それとも、事実上の更迭だったのか。ホーナーはどこへ行くのか。メキース加入でレッドブルの人事は今後、どうなるのか。そして、マックス・フェルスタッペンと角田裕毅の未来にどう影響するのか。


 今後のレッドブルからの続報に注目したい。

F1 Topic
2025年F1第8戦モナコGP ヨス・フェルスタッペンと話すオリバー・ミンツラフ


(Text : Masahiro Owari)


レース

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2025年F1カレンダー
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