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「彼が少し楽観的に動いて残念だった」ボルトレート、アントネッリとのバトルでウォールに衝突

2025年5月27日

 2025年F1第8戦モナコGPの決勝レースが行われ、キック・ザウバーのガブリエル・ボルトレートは14位、ニコ・ヒュルケンベルグは16位でレースを終えた。


 16番手からミディアムタイヤでスタートしたボルトレートは、ポルティエ(ターン8)でアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)とサイドバイサイドになり、コーナーを曲がりきれずバリアに突っ込んでしまった。自力で動き出すことができたボルトレートはピットに戻り、ハードタイヤに交換。15番手まで上がった26周目に2回目のタイヤ交換で新品のソフトタイヤに履き替え、35周目にユーズドのミディアムに履き替えて完走した。

 ヒュルケンベルグは13番手から新品のミディアムタイヤでスタートし、ひとつ順位を上げ12番手を走行。12周目に新品のハードに交換した。ヒュルケンベルグはミディアムもハードもこの1セットしか持っておらず、44周目の2回目のタイヤ交換ではソフトタイヤに履き替えて、残り32周を走り切った。


■ガブリエル・ボルトレート(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
決勝=14位(76周/78周)
16番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ソフト→ミディアム

ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)
2025年F1第8戦モナコGP ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)

「モナコは、いつもエキサイティングな予選やフリー走行セッションで知られているが、オーバーテイクが非常に難しいため、レースは結局、何の出来事もなく終わることが多い。今日も状況は変わらなかった。F1ではタイヤレギュレーションに関して新しいことを試みていたが、実際にはうまくいかず、チームゲームが始まってレースはスローペースとなり、全員が実際に出せるペースから4、5秒遅れで走り、タイヤのデグラデーションもなく、追い越しも不可能だった」


「キミ(アンドレア・キミ・アントネッリ/メルセデス)とのインシデントのせいで、僕のレースは1周目ですでに難しい状況にあった。僕はヘアピンで外側をしっかり回ってポジションをかなり上げたのに、その後彼がターン8で少々楽観的な動きを試みたのは残念だ。彼が少しコースを外れたので、衝突を避けるために僕はウォールにぶつかってしまい、フロントウイングが壊れたので、最終的にレースに支障をきたすことになった。あのインシデントがなければ、僕たちもチームプレーに挑戦して、何か進歩を遂げることができたかもしれないと思うと悔しい」


「今後に向けて、引き続きマシンとそのセットアップに懸命に取り組み、それが予選とレースの順位を上げる役に立つことを期待している。Q2にコンスタントに進出するか、たまにQ3争いに加わることで、ポイント争いにさらに近づくことができるだろう」


■ニコ・ヒュルケンベルグ(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
決勝=16位(76周/78周)
13番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ソフト

ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)
2025年F1第8戦モナコGP ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)

「スタートは順調で、オープニングラップで順位を上げたが、レースの残りは期待していた通りには展開しなかった。残念ながら、僕たちの前にいるチームが明らかに戦略的なプレーを実行していてその影響が大きく、頻繁にトラフィックに巻き込まれた。彼らはチームメイトのピットウインドウを稼ぐために、1周ごとに3〜5秒ずつペースを落としていたから、僕は大幅に遅くなり、楽しいレースにはならなかった。」


「もちろん、チームプレーはこのスポーツの一部だが、レースの観点から言えば、これは誰もが願うような状況ではなかった。現実的に考えると、おそらくトップ10からスタートすることがこうしたことを避ける唯一の方法だ」


「僕たち自身の戦略とピットストップはうまく実行されたが、よりよい結果を得るためにできることはほとんどなかった」



(Text : autosport web / Translation : AKARAG)


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