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【2025年F1チーム別プレビュー/アストンマーティン】2026年に集中する天才ニューウェイ。アロンソもチャンスを待つ
2025年3月11日
2025年F1シーズンが3月14〜16日のオーストラリアGPで幕を開ける。10チーム、そして20人のドライバーたちは、今シーズンどのような活躍が期待され、どのような課題に直面するのか。長年F1を取材しているベテランジャーナリスト、ルイス・バスコンセロス氏の見解を、チーム別にお届けする。今回は2024年コンストラクターズ選手権5位だったアストンマーティンに焦点を当てる。
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■アストンマーティン:天才ニューウェイの今年の効果は限定的
アストンマーティンにとって、2025年はある意味、“ゼロイヤー”であるといえる。エイドリアン・ニューウェイが仕事を始めたばかりであり、彼の魔法の効果が表れるのに時間がかかるからだ。今のニューウェイの主な任務は、来年勝てるマシンを作ることであるため、彼はAMR25には大きな関心を示さないかもしれない。今年型マシンは、基本的に昨年マシンの改良に失敗した人々によって設計された。そのため、今シーズンは中団上位で戦う力も発揮できない懸念がある。
ただ、アンディ・コーウェルがチームを再編成し、エンリコ・カルディレがニューウェイのサポートを行うことを考えれば、チームが大幅に改善する見込みもある。2025年のアストンマーティンは、2023年や2024年とは反対に、シーズンが過ぎるについて強さを増していくかもしれない。
■フェルナンド・アロンソ:3度目のタイトルを諦めず、来季に集中
今のアロンソには、高いモチベーションを感じるための材料が必要だ。今年のチャンスに関して彼は過度な幻想を抱いてはいないが、ついにニューウェイと同じチームで仕事をする機会を得ることを楽しみにしている。天才エンジニアがシーズン序盤にAMR25を改良するうえで、アロンソのフィードバックは極めて重要になる。だがふたりの焦点は、来年のマシンを完璧なものにすることにある。アロンソは自身に残されたF1ドライバーキャリアがそれほど長くないことを理解しつつも、3度目のタイトルを夢見ている。
■ランス・ストロール:七光りだけではないと証明するチャンスが到来する
過去のどのチームメイトに対しても優位に立てずにいるストロールは、“オーナーの息子”というレッテルを貼られたまま、F1での9シーズン目に突入する。ニューウェイとともに仕事をすることで、ストロールは自分が実力でF1にいると示す最後のチャンスを得るだろう。しかし2025年に彼が周囲からの評価を変えることができると考える者は、パドック内にはごくわずかしかいないか、もしかすると皆無である。(Luis Vasconcelos)
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4/11(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
4/12(土) | フリー走行3回目 | 21:30〜22:30 |
予選 | 25:00〜 | |
4/13(日) | 決勝 | 24:00〜 |


※日本GP終了時点
1位 | ランド・ノリス | 62 |
2位 | マックス・フェルスタッペン | 61 |
3位 | オスカー・ピアストリ | 49 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 45 |
5位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 30 |
6位 | シャルル・ルクレール | 20 |
7位 | アレクサンダー・アルボン | 18 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 15 |
9位 | エステバン・オコン | 10 |
10位 | ランス・ストロール | 10 |

※日本GP終了時点
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 111 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 75 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 61 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 35 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 19 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 15 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 7 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |

