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2025年型マクラーレン『MCL39』:タイトル連覇のため、アグレッシブなアプローチで開発。多くのエリアが革新の対象に
2025年2月14日
マクラーレンF1チーム代表アンドレア・ステラは、2025年型マシン『MCL39』のシェイクダウンに際し、激しい戦いを勝ち抜くため、アグレッシブなアプローチでマシンの開発を行ったと述べた。
2月13日、マクラーレンはイギリス・シルバーストンにおいて、『MCL39』を初めてコース上で走らせ、ライバルたちに先駆けてニューマシンを公開した。当日はレースドライバーのランド・ノリスとオスカー・ピアストリがステアリングを握った。
F1は2026年に技術規則を大幅に変更し、新世代F1マシンが登場するため、今年は現規定での最後の年となる。2024年にコンストラクターズタイトルを獲得したマクラーレンは、当然、2連覇を狙って今シーズンを戦う。
2023年序盤には後方に近い位置にいたマクラーレンだが、シーズン中のアップグレードで大きく前進し、2024年にはついにトップに立った。ステラ代表は、そうした開発ペースを維持することができたと語っている。
「過去2年間のような開発スピードを維持できたたことをうれしく思う」とステラが語ったとBBCが伝えた。
「2025年型マシンは、データ上では、それなりの前進を成し遂げるものと思われる」
「非常に慎重に評価を行った。どれだけ革新を起こしたいか意識する必要があったが、このマシンの革新に関しては、比較的挑戦的なアプローチを採った。主に空力効率に関してだ」
主な焦点は、ダウンフォースと空力効率を高めるための新しい方法を見つけることにあり、その結果、マシン全体に大きな変化がもたらされた。
「ダウンフォースと空力効率に、現時点で最も重要な目標を掲げており、この革新的な新車においてそれを達成しようとした。このマシンにおいて、基本的なレイアウトを含め、多くの分野で基準を引き上げようとした」とステラが語ったとESPNは伝えている。
「レイアウトのほぼすべての基本コンポーネントは、技術的な発展の機会を得るために、場合によってはわずかな向上にとどまらず、何らかの革新の対象となってきた」
「それは空力的な要件やメカニカルグリップの目的を果たすためであり、フロントウイングからギヤボックスにいたるまで、ほとんどすべてが最適化の対象となった。その最適化は、時には段階的に、時にはかなり大幅に行われている」
「今日のプロモーションイベントで走ったマシンは、バーレーンテストで走るマシンとほぼ同じだ。マシン開発に関しては、できるだけはやく進めるよう努めており、シーズン序盤のレースでいくつかアップデートを入れることになるだろう」
「昨年は成功したシーズンを送ったものの、パフォーマンスの観点から見ると、マージンは小さかったということをよく理解している。つまり可能な限り多くのパフォーマンスを引き出すために、アグレッシブなアプローチを採る必要があったのだ」
ニューマシンで初めて走ったノリスは、第一印象としてポジティブな感想を示した。
「(違和感がなく)普通な感じがした。今年、このマシンで挑戦しようとしたデザインや要素のいくつかは、かなり革新的なものだったことを考えると、最初としては良いステップだと思う」
「チームはより多くの領域を探索し、限界を押し広げるために、とても良い仕事をした。新しいことを試すときには、物事が完璧にはならないのではないか、コース上と風洞の結果がどれだけ一致するのだろうか、すべてがうまくまとまるのだろうか、といったことを考えて、常に少し不安になるものだ」
「でもすべてがあるべき形で機能しており、すべてが通常どおりに感じられる。もちろん、コンディションによって状況はすぐに変化するだろうけどね」
(autosport web)
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1位 | ランド・ノリス | 62 |
2位 | マックス・フェルスタッペン | 61 |
3位 | オスカー・ピアストリ | 49 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 45 |
5位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 30 |
6位 | シャルル・ルクレール | 20 |
7位 | アレクサンダー・アルボン | 18 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 15 |
9位 | エステバン・オコン | 10 |
10位 | ランス・ストロール | 10 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 111 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 75 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 61 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 35 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 19 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 15 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 7 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |

