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メルセデスのハミルトン「ペナルティ2回&パンクで最悪のレースに」ラッセルは「なぜ速さが消えたのか分からない」

2024年12月3日

 2024年F1カタールGP決勝で、メルセデスのジョージ・ラッセルは4位、ルイス・ハミルトンは12位だった。


 予選最速タイムを記録したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がペナルティにより降格されたことで、ポールポジションからスタートしたラッセルだが、1周目にふたつポジションを落とし、ファーストスティントは3番手を走行。23周目という早いタイミングでタイヤをミディアムからハードに交換、さらにピット作業に時間がかかり、ラッセルは11番手からセカンドスティントをスタートすることになった。

ジョージ・ラッセル(メルセデス)
2024年F1第23戦カタールGP決勝 ポールポジションからスタートしたジョージ・ラッセル(メルセデス)


 さらに、その後、多くのドライバーがセーフティカー出動時にピットストップを済ませたことで、ラッセルは7番手までしか浮上できず。最終スティントでは3つ順位を上げて、4位でフィニッシュした。ラッセルは、セーフティカーの後方で前車との距離を10車身以内に維持するという規則を破り、20車身以上の距離をあけていたことが判明し、5秒のタイムペナルティおよびペナルティポイント1が科された。しかし、ラッセルの順位に影響はなかった。

ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2024年F1第23戦カタールGP決勝 タイヤがパンクしたルイス・ハミルトン(メルセデス)


 6番グリッドスタートのハミルトンは、ペナルティと不運が重なり、ノーポイントに終わった。まず、ジャンプスタートが判明、「スタートシグナルよりもごくわずかに早かったため、最小限のペナルティが適用された」とのことで、5秒のタイムペナルティが科された。


 ジャンプスタートを気にして止まりかけたことで、逆に9番手に落ちたハミルトンは、33周目には7番手まで挽回。しかしその後、左フロントタイヤがパンク。ピットにゆっくり戻らざるを得なかった上に、その後、セーフティカーが出動し、他車が有利にピットストップを行えるようになった。ペナルティを消化したハミルトンは、コースに復帰した時、16番手に落ちていた。


 リスタート後にポイント圏内に向けて順位を上げつつあったが、ピットレーンの速度違反(12.5km/h超過)により、ドライブスルーペナルティを受け、47周目にペナルティを消化、最後尾に落ちてしまった。ハミルトンは一時、リタイアを希望したが、結局は走行を続け、最終的に12位でフィニッシュした。


■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=4位(57周/57周)
1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード

ジョージ・ラッセル(メルセデス)
2024年F1第23戦カタールGP決勝 ポールポジションからスタートしたジョージ・ラッセル(メルセデス)


 週末を通してペースがとても良かったのに、今日はそれが感じられず、奇妙なレースだった。全体的に僕のレースはあまりうまくいかなかった。スタートが悪く、その後のペースも良くなくて、レースの最後にはペナルティを受けた。


 ハードタイヤで思ったほどのペースが出ず、周囲のドライバーたちと比べて、速さが足りなかった。マックスとランド(・ノリス/マクラーレン)にスタートで追い越された後、僕には彼らに追いつくだけのスピードがなかった。ピットストップ後、ポジションを取り戻そうとしたが、苦戦した。


 金曜日と土曜日はずっとマシンが最高だったので、今日のペースがなぜ良くなかったのかを理解する必要がある。ルイスも僕もスタートが悪かった理由については、ある程度分かっているけれど、スプリントで発揮したパフォーマンスがなぜ失われたのかについて、完全に理解する必要がある。


 コンマ2秒縮めるか失うかで、トップに立つか、6番手、7番手になるかの差が出る。来週のアブダビでは、昨日やベガスの状態のマシンで走れることを願っている。チームとして、次戦はもっと良い週末を過ごしたいね。

ジョージ・ラッセル(メルセデス)
2024年F1第23戦カタールGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)


■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=12位(57周/57周)
6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2024年F1第23戦カタールGP決勝 タイヤがパンクし、ピットに戻ってきたルイス・ハミルトン(メルセデス)


 時にはこういうこともあるものだが、今日のレースは、僕にとってひどいものだった。自分のミスでジャンプスタートをして、ピットインの際にペナルティを消化しなければならず、最悪だった。さらに、ついてないことにタイヤがパンクした。ピットレーンでスピード違反を犯したのは、僕のせいだ。


 フロントウイングのセットアップの関係で、アンダーステアがひどかった。ベストを尽くしたが、どんどん悪い方向へと向かっている感じだった。


 良い週末ではなかったけれど、あと1回週末が残っているから、来週末には、これより良い成績を残したい。終盤に悪いレースが続いているが、長年僕たちがチームとして一緒に素晴らしいことを成し遂げてきたという事実は、何も変わらない。レースでは感情がジェットコースターのように激しく変化する。これまでの人生のなかで、素晴らしいレースもあれば、悪いレースもあった。結局のところ、「どのように転んだか」ではなく、「どのように立ち上がるか」が重要だ。来週、また挑戦するよ。

ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2024年F1第23戦カタールGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)



(autosport web)


レース

4/11(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
4/12(土) フリー走行3回目 21:30〜22:30
予選 25:00〜
4/13(日) 決勝 24:00〜


ドライバーズランキング

※日本GP終了時点
1位ランド・ノリス62
2位マックス・フェルスタッペン61
3位オスカー・ピアストリ49
4位ジョージ・ラッセル45
5位アンドレア・キミ・アントネッリ30
6位シャルル・ルクレール20
7位アレクサンダー・アルボン18
8位ルイス・ハミルトン15
9位エステバン・オコン10
10位ランス・ストロール10

チームランキング

※日本GP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム111
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム75
3位オラクル・レッドブル・レーシング61
4位スクーデリア・フェラーリHP35
5位ウイリアムズ・レーシング19
6位マネーグラム・ハースF1チーム15
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム10
8位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム7
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー6
10位BWTアルピーヌF1チーム0

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