フェルスタッペン、ノリスのペナルティで3位「それがルールだ」ポイントリード拡大を喜ぶ:レッドブル/F1第19戦
2024年10月21日
2024年F1アメリカGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは3位表彰台を獲得、セルジオ・ペレスは7位だった。
2番グリッドのフェルスタッペンは、スタート直後、ポールシッターのランド・ノリス(マクラーレン)とポジションを争うが、その隙にシャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップに浮上。フェルスタッペンは2番手を維持してファーストスティントを走行した。
25周目にミディアムタイヤからハードに交換し、1ストップで走行。レース後半には、タイヤが新しいノリスが後方から接近し、激しい3位争いが展開された。52周目にノリスが前に出て、フェルスタッペンは4位でフィニッシュ。しかし、ノリスのオーバーテイクがコース外を使って行われたことで5秒ペナルティが科され、フェルスタッペンが3位に繰り上げられた。
今回、フェルスタッペンはトップ2のフェラーリ勢に挑むことができず、優勝したルクレールに19.412秒、2位カルロス・サインツに10.850秒の差をつけられた。
ペレスは、ファーストスティントはグリッドと同じ9番手を走行。ミディアムタイヤからハードへの1ストップで26周目にタイヤ交換を行い、終盤まで6番手を走行していたが、最後から2周目にジョージ・ラッセル(メルセデス)に抜かれて7位フィニッシュとなった。
ドライバーズランキングトップのフェルスタッペンは、この週末、ランキング2位のノリスより5ポイント多く獲得、ギャップを57ポイントに拡大した。コンストラクターズ・ランキング2位のレッドブルは、首位マクラーレンより1ポイント多く獲得し、その差は40ポイントとなっている。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=3位(56周/56周)
2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
今日は僕たちにとってベストのレースではなかったけれど、一番重要なのは、チャンピオンシップにおけるリードを拡大できたことだ。これはチームにとって大きな意味がある。
できる限りのことをしたが、過去2日間のようなペースがなく、残念ながらコース上でフェラーリと戦うことはできなかった。バランスの問題があり、コーナリングやブレーキングが難しく、タイヤの面でコーナーでアタックすることができなかった。
終盤のランドとのバトルはクールだったね。ハードなバトルで、とても楽しかった。
白線の外でオーバーテイクすることはできない。僕は以前ここで、コース外でオーバーテイクをして表彰台を失った(注:2017年アメリカGP)。残念だけど、それがルールだ。
昨日と同じペースがなかった理由を分析する必要がある。今日はもっと競争力があると予想していたのに、残念だった。
それでも、今週末、僕たちはポジティブなステップを踏んだし、トップに復帰できそうな瞬間もあったから、正しい方向に進んでいることは確かだ。まだ十分ではないけれど、今後も作業を続け、可能なエリアにおいてマシンを改善していく。
繰り返しになるけれど、今回は(ポイント)ギャップを拡大できたという事実が、僕たちにとって一番大きな意味を持つ。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=7位(56周/56周)
9番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
レース序盤、ミッドフィールドの集団の後ろに引っ掛かり、時間をかなり失った。ハードタイヤでスタートしたドライバーたちの戦略がベストだったようで、最終的にジョージに抜かれてしまった。
ファーストスティント終盤にとても奇妙なことが起きた。ペースは良くなっていたけれど、フロントのピッチングにひどく苦しみ始め、乗り心地がとても悪かったんだ。
その後、状況が悪化した。その時に履いていたタイヤが原因だと思ったが、ハードタイヤに交換した後も、同じ問題が発生し、ペースも同じだった。
今日はマシンバランスにとても苦労し、運転するのが難しかった。アップグレードは高速においてはかなり役立っていたようだけど、今週末、僕は完全なアップグレードのパッケージで走っていなかった。原因の一部はそれで、残りはマシンバランスだったと思う。完全なパッケージであれば、どの程度上位の争いに戻れたのか、分からないけどね。
週末を通してペースが足りなかった。簡単な週末ではなかったので、やるべきことは多い。次の週が楽しみだよ。メキシコで良い結果を出すために、オースティンから確実に学ぶ必要がある。
(autosport web)
関連ニュース
1位 | マックス・フェルスタッペン | 393 |
2位 | ランド・ノリス | 331 |
3位 | シャルル・ルクレール | 307 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 262 |
5位 | カルロス・サインツ | 244 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 192 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 190 |
8位 | セルジオ・ペレス | 151 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 31 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 593 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 557 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 544 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 382 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 49 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 46 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 44 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |